市原隼人:渡哲也と初収録「芝居で会話がしたい」 ドラマ「ランナウェイ」

「ランナウェイ~愛する君のために」会見に登場した(左から)菅田将暉さん、塚本高史さん、渡哲也さん、市原隼人さん
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「ランナウェイ~愛する君のために」会見に登場した(左から)菅田将暉さん、塚本高史さん、渡哲也さん、市原隼人さん

 TBSの新ドラマ枠「木曜ドラマ9(ナイン)」の第1弾として放送される市原隼人さん(24)主演のドラマ「ランナウェイ~愛する君のために」の会見が7日、撮影中の横浜市内のスタジオで行われた。この日、クランクインを迎えた渡哲也さん(69)と市原さんら出演者の現場での初の顔合わせも行われ、市原さんは「人生でも大先輩ですし、渡さんがいなかったら僕も役者をできていなかったかもしれない」と緊張した面持ちで話したが、「一番悲しいのは芝居で会話ができないことなんで、芝居で会話がしたいです」と熱い思いを渡さんに伝えた。

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 渡さんに会った感想を聞かれると、塚本高史さん(28)は「いやもう、率直にカッコいいですね。役的にはあまりからまないので、今後一緒のシーンをぜひ」とスタッフにリクエスト、アイドルグループ「KAT-TUN」の上田竜也さん(28)は「勉強したくて、ずっと渡さんの演技を見させていただきました」と尊敬の思いを伝えた。菅田将暉さん(18)は「本当にこの場にいられるのがうれしい。人生経験を積んで、その重い目力を身につけられるように頑張りたい」と興奮した様子で話した。

 初収録を終えた渡さんは「若い人のエネルギーを感じながらパワーをもらってやらせていただきました。とても楽しかったです」と笑顔で語った。4人の印象については「役柄で髪を切ってしまったことがすごい。誰も抵抗しなかったの?」と感心し、「一番いろいろ楽しみたい年代に、頭を刈られるのはね。役になりきるとはいえ、僕が20代のとき、監督に「切れ」って言われたら、切ったかなあ……」としみじみと振り返った。

 ドラマは、無実の罪で刑務所に収監されていた4人の若者たちが、それぞれの目的を果たすために脱獄を計画。理不尽な社会への反抗と家族のため、愛する者のために、北九州から東京まで1000キロの脱獄劇を繰り広げる……という和製「プリズン・ブレイク」といったストーリー。渡さんは、定年間際に市原さん演じる主人公のアタルが有罪になった警官殺しの捜査を担当した元刑事・柳川孝太郎役を演じる。ドラマは27日から毎週木曜夜9時~同54分に放送。初回は2時間スペシャルとなる。(毎日新聞デジタル) 

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