注目ドラマ紹介:「家政婦のミタ」 松嶋菜々子が鉄仮面のようなスーパー家政婦を“熱演”

12日にスタートするドラマ「家政婦のミタ」=日本テレビ提供
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12日にスタートするドラマ「家政婦のミタ」=日本テレビ提供

 女優の松嶋菜々子さんが初の家政婦役に挑戦する新ドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)が12日から始まる。ドラマのポスタービジュアルも公開され、ドアの向こう側からこちらを見つめてたたずむミステリアスなショットも話題を集めている。松嶋さんが演じるのは鉄仮面のように「笑わずこびない」が、家事の腕は完璧というスーパー家政婦。松嶋さんは「ちょっと“キャラクター”っぽいところもありますが、謎めいた過去に人間味を感じています」と意欲をみせている。

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 ドラマは、松嶋さん演じる家政婦の三田灯(あかり)が、母親を事故で亡くし、4人の子供と父親が家庭崩壊の危機に直面している阿須田家の家政婦としてさまざまな問題に直面する内容。三田は、料理はプロ級の腕前、裁縫、洗濯など主婦の仕事に加え、スポーツ万能、大学受験レベルの家庭教師までこなし、顧客満足度120%のスーパー家政婦。しかし、派遣先の家族とは決してなれ合わず、さまざまな事件を「外側にいる人間」ならではの独自のアンテナで察知し、卓越した家事テクニックで解決していく。脚本は「魔女の条件」(99年)、「女王の教室」(05年)を手掛けた遊川和彦さんが担当、主題歌は斉藤和義さんの新曲「やさしくなりたい」。

 第1話は、三田が阿須田家に派遣される。家長の恵一は、妻の凪子を事故で亡くしたばかり。4人の子供・結、翔、海斗、希衣は母の死に大きなショックを受け、家族の心はバラバラ。家の中も荒れ放題だった。三田は、そんな家を見違えるように奇麗に片付け、子供たちの勉強も見てあげ、料理も完璧にこなす。その仕事ぶりに、阿須田家の人々は驚く。そんな中、凪子の妹・うららが阿須田家を訪れる。うららは、2日後の希衣の誕生日にパーティーを開こうと提案。プレゼントは何がいいかと聞かれた希衣は「お母さんに会いたい」と答える。そんな希衣にうららは「お母さんに会わせてあげる」と引き受けてしまって……というストーリー。

 キャストは、三田が派遣される阿須田家の4児の父・恵一を長谷川博己さん、何かと阿須田家に顔を出し、問題を起こすトラブルメーカーの結城うららを相武紗季さん、阿須田家の長女で家事を押しつけられ一日も早く家を出たいと願う女子高生・結を忽那汐里さん、三田が登録している家政婦紹介所の所長で三田の過去を知る唯一の人物・晴海所長を白川由美さんが演じる。

 ドラマは12日から毎週水曜午後10時に放送予定で、初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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