お笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこさんら女芸人が自身の役を演じたラブストーリー「クロサワ映画2011 ~笑いにできない恋がある~」(渡辺琢監督)のプレミア上映が13日、東京都内であり、黒沢さんら出演者がクリスマスをイメージした真っ赤な“モテかわ”ミニスカートのサンタ姿で登場。黒沢さんは、片思いの相手役を演じたコン・テユさんから、「映画の黒沢さんはものすごくかわいくて、ちょっとときめきました」と告白されると、「ですって!」と大喜びしながらも「連絡先いっさい知らないんですけどね」とこぼしていた。
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映画は、黒沢さんをはじめ、椿鬼奴さん、お笑いコンビ「オアシズ」の光浦靖子さん、大久保佳代子さんが出演。“笑いは取れても恋にはすべりっぱなし”という女芸人たちの切ない恋心を描いていく。12月23日、黒沢さんら4人は行きつけのバーでクリスマスの存在を恨み、うさ晴らしをしていた。1人で帰るのが寂しい黒沢さんは、大久保さんと居酒屋へ向かうが、そこで出会った若いカップルに女芸人であるがゆえにバカにされてしまう。そんな2人を韓国から来たパク(コン・テユさん)、ペ(イ・デガンさん)が救ってくれ、大久保さんはペさんに猛アプローチ。一方、奥手な黒沢さんは連絡先すら交換できなかったのだが……というストーリー。
イベントには、黒沢さんをはじめ、椿鬼奴さん、光浦さん、大久保さん、コンさん、イさん、渡辺監督が登場。上映前に行われた舞台あいさつでは、それぞれがクリスマスの願い事を公開。「味方・家族ができますように」と願った黒沢さんは、「マツコ(・デラックス)さんが自分ひとりのために生きるのは限界があるって言ってた。誰かのために生きてみたい」と乙女心を披露。一方で、光浦さんは「クリスマスに仕事が入りますように」と控えめに願い、大久保さんは「私の欲望を受け入れてくれる男が現れますように。現れるまで待ちます!」と力強く語って笑いを誘った。
イさんとのキスシーンにも挑戦した大久保さんは、「今日はキスしたくなるグロスをつけてきた」とイさんに向かって大胆発言。イさんは、「リハーサルではキスしたふりでいいと言われていたのに、大久保さんは寄ってきた」と笑わせながらも、「僕の誕生日にキスシーンをしたときには、誕生日プレゼントかと思った」とまんざらでもない様子を明かしていた。
黒沢さんは、「楽しい映画なので、広い世代の方に見ていただける作品。女芸人ってこんなことやってるんだと思ってみてほしいです」とアピール。イベントでは、コンさんとイさんが17日に誕生日を迎える黒沢さんをサプライズでお祝いする場面もあった。映画は11月26日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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