東京国際映画祭：22日開幕　ハリウッドの大物やジャッキーら映画人が東京に集結

　アジア最大級の映画祭「第24回東京国際映画祭」が22日に開幕する。開幕日には主会場の六本木ヒルズ（東京都港区）に隣接するけやき坂に、ペットボトルを再生した200メートルのグリーンカーペットが敷かれ、出品作の出演者や監督ら関係者数百人が歩いて沿道の声援に応える予定だ。30日までの9日間の期間中、六本木を中心としたエリアで約300本の映画が上映される。

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　公式オープニング作品は、オーランド・ブルームさんやミラ・ジョボビッチさんが悪役を演じた3Dアクション「三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」（ポール・W・S・アンダーソン監督）。オープニングイベントにはジョボビッチさんとアンダーソン監督夫妻や、主演のローガン・ラーマンさんらが登場予定。東日本大震災以降、ハリウッドの大物が東京に来るのは初めてで、映画祭を大いに盛り上げる。また、特別オープニング作品はジャッキー・チェンさん出演100作目となる「1911」（チャン・リー監督）で、ジャッキーさんも日本語吹き替え版で声優を務めた江角マキコさんや中川翔子さんらとカーペットを歩く予定だ。

　クロージング作品には大リーグを舞台にしたブラッド・ピットさん主演の「マネーボール」（ベネット・ミラー監督）を上映。コンペティション部門は、邦画で唯一この部門に出品した役所広司さんと小栗旬さんの初共演作「キツツキと雨」（沖田修一監督）など計15本が上映され、映画プロデューサーのエドワード・R・プレスマンさんが審査委員長を務め、最終日に「東京サクラグランプリ」を決定する。（毎日新聞デジタル）