蒼井優:小池栄子らと悲劇の女性役で出演 小泉今日子主演のWOWOWドラマ「贖罪」

WOWOWの「連続ドラマW」の新ドラマ「贖罪」に出演する蒼井優さん
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WOWOWの「連続ドラマW」の新ドラマ「贖罪」に出演する蒼井優さん

 女優の蒼井優さん、小池栄子さん、安藤サクラさん、池脇千鶴さんが12年1月から放送される小泉今日子さん主演の新ドラマ「贖罪(しょくざい)」(WOWOW)に出演することが1日、明らかになった。蒼井さんら4人が演じるのは、小学生の頃に殺人事件の第一発見者となり、償いの思いを抱えたまま大人になった女性たちで、それぞれが悲劇を引き起こしていく。

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 「贖罪」は、映画「告白」の作者・湊かなえさんの3作目の小説で、連鎖する悲劇を5人の女性の視点で描き、人間誰もが隠し持つ毒や心の闇を描いた作品。ドラマは、WOWOWの「連続ドラマW」枠で放送され、映画「トウキョウソナタ」(08年)の黒沢清監督が演出を担当する。15年前、ある田舎町で小学生の少女エミリが男に連れ去られ、殺される事件が発生。直前まで一緒に遊んでいた小学生4人は第一発見者になるが犯人の顔をよく思い出せず、事件は迷宮入りに。エミリの母・麻子(小泉さん)は、4人に「犯人を見つけなさい。でなければ、私が納得できるような償いをしなさい」と激情の言葉を投げつける。「償い」という呪縛にとらわれながら成長した彼女たちは、やがて連鎖する悲劇を引き寄せていく……という物語。

 全5話のうち第1話「フランス人形」で菊池紗英役を演じる蒼井さんは「もしかしたら全5話のなかで一番かわいそうな話かもしれません。屈折した愛と純愛は紙一重なんだな、と演じてみて感じた」とコメント。第2話「PTA臨時総会」で篠原真紀役を演じる小池さんは「原作のファンだったので、映像化されるようであれば自分にオファーがないかな、と思っていました」と出演を喜び、真紀が償えたのかと疑問を残しながらも「真紀がどのような償いの仕方、どう“贖罪”するのかというシーンが見どころ」と語った。

 安藤さんは、第3話「くまの兄妹」で高野晶子役を演じ「原作を読んで、シンプルに(自分の)頭の中で映像化した時より、脚本を読んだ時の方が100万倍面白い」と脚本を絶賛。第4話「とつきとおか」で小川由佳役を演じる池脇さんは「とにかく真実を知りたい、そんな欲求に駆られるドラマだと思います」とPRしている。放送は「WOWOWプライム」で12年1月8日から毎週日曜午後10時。第1話は無料放送。(毎日新聞デジタル) 

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