生田斗真:“雲の上”から先輩・東山の第1子誕生を祝福

「源氏物語」の東京プレミアイベントに登場した(左から)芦名星さん、多部未華子さん、真木よう子さん、中谷美紀さん
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「源氏物語」の東京プレミアイベントに登場した(左から)芦名星さん、多部未華子さん、真木よう子さん、中谷美紀さん

 第1子の女児が誕生した東山紀之さんと生田斗真さんが7日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で行われた映画「源氏物語」(鶴橋康夫監督)の東京プレミアイベントに登場。空中から金色の雲をデザインした特製ゴンドラで登場した主役の生田さんはしきりに照れながら共演者で事務所の先輩でもある東山さんに「この場を借りて、東山さんおめでとうございます。新しい映画の完成と、先輩のお子さんの誕生が重なって、僕としては二重の喜びを感じています」と祝福の言葉を贈った。東山さんは「雲の上の人から言っていただけるなんて、光栄です」とちゃめっ気たっぷりに答え、さらに生田さんを恥ずかしがらせた。

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 舞台あいさつには鶴橋監督も登場。観客1500人が見守る中、鶴橋監督はあいさつを終えると、ひときわ大きな声で「東山、おめでとう!」と叫び、会場からは大きな拍手が湧いた。「君たちの婚約、その他で僕らはおびえながら生きてきて、2人を挟んで『源氏物語』は完成に到達しました」と撮影を振り返り、「あんまり景気のいい世の中ではないですが、君のお子さんをスタッフ一同心から祝福します」と東山さんに伝えると、東山さんは「ありがとうございます」と深々と頭を下げていた。

 映画は、小説「源氏物語 悲しみの皇子」(角川書店)を原作に、作者の高山由紀子さんが脚本も担当。「物語の中の光源氏の世界」と「物語を書いた紫式部の世界」が入り交じり、その間を陰陽師(おんみょうじ)の安倍晴明が行き来し、夢と現実が交錯する奇想天外な“スペクタクル源氏物語絵巻“を、映画「愛の流刑地」(06年)の鶴橋監督が描いている。舞台あいさつには、紫式部役の中谷美紀さん、光源氏の母・桐壺役と義理の母・藤壺役の真木よう子さん、正妻・葵の上役の多部未華子さん、愛人・夕顔役の芦名星さん、愛人・六条御息所役の田中麗奈さん、安倍晴明役の窪塚洋介さんも登場した。

 鶴橋監督は「撮影が終わったのは去年の暮れ、囚人が突然仮釈放になっている気持ちで、今日記者や皆さんに判決をいただきます。僕は有罪でもいいと思っていますが、スタッフや出演者は一生懸命やった作品ですので、ぜひ無罪にしていただきたい」と力強く映画をPRした。映画は12月10日に全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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