女優の小泉今日子さん（45）と俳優の中井貴一さん（50）が12月1日にスタートするフジテレビの連続ドラマ「最後から二番目の恋」（木曜午後10時）にダブル主演する。ドラマは今年の連続テレビ小説「おひさま」を手がけた岡田惠和さんのオリジナル脚本で、岡田さんの脚本で2人がダブル主演するのは95年に放送された同局の連続ドラマ「まだ恋は始まらない」以来。小泉さんは中井さんとの共演を「（『まだ恋は始まらない』では）運命の人なのになかなか出会わないという設定でしたので、実は最終回までほとんど絡みがなかったんです。今回は思い切りぶつかり合うことができそうで楽しみです」と語っている。

あなたにオススメ

朝ドラ「ばけばけ」徹底特集！　高石あかりがヒロインに

　ドラマは、小泉さん演じる45歳独身のテレビプロデューサーが、老後を古民家で過ごそうと、その下見に訪れた鎌倉で、中井さん演じる市役所勤めで妻と死別した子持ちの50歳独身男性と出会ったことで始まる2人の恋を描く。全世代の女性の応援歌として、明るくて泣ける“大人の青春ドラマ”になるという。

　小泉さんは「大人だからこその自由、大人だからこその孤独、そんなテーマなら今の私でもドラマの世界でお役に立てるかもしれない」とドラマに対する感想を語り、中井さんは「大人の楽しい番組を作れるよう頑張りたいと思います」と意気込んでいる。2人がダブル主演した「まだ恋は始まらない」は、最高視聴率20．8％（関東地区、ビデオリサーチ調べ）で、平均視聴率18．9％を獲得。小泉さんが同局の連続ドラマに主演するのは99年の「恋愛結婚の法則」以来で、中井さんは08年の「風のガーデン」以来となる。

　また中井さん演じる男性のきょうだい役で坂口憲二さん（36）、飯島直子さん（43）、内田有紀さん（36）が出演する。小泉さん演じるテレビプロデューサーに対し、坂口さんは口説きにかかり、飯島さんはやっかみ、内田さんは内面をえぐっていく……という役どころ。

　同局の若松央樹プロデューサーは「元気な大人と、大人が見るドラマを作りたいと思った」と同ドラマ制作のきっかけを語り、キャスティングについて「元気な大人、脂ののった大人というコンセプトでお声をかけさせていただきました」とコメント。「寒い冬を吹き飛ばす、元気で温かい大人のドラマになると確信しています」と話している。（毎日新聞デジタル）