内野聖陽:見どころは常盤貴子の水泳シーン? テレ東新春時代劇「忠臣蔵」制作会見

「忠臣蔵~その義その愛」制作発表会見に登場した(前列左から)常盤貴子さん、内野聖陽さん、舘ひろしさん、(後列左から)板谷由夏さん、橋爪功さん、市川染五郎さん、萬田久子さん
1 / 1
「忠臣蔵~その義その愛」制作発表会見に登場した(前列左から)常盤貴子さん、内野聖陽さん、舘ひろしさん、(後列左から)板谷由夏さん、橋爪功さん、市川染五郎さん、萬田久子さん

 12年1月に放送されるテレビ東京の新春ワイド時代劇「忠臣蔵~その義その愛」の制作発表会見が24日、東京都内のホテルで開かれ、主人公・堀部安兵衛役の内野聖陽さんとその妻・ほり役の常盤貴子さんら出演者が登場した。苦労したシーンについて、内野さんは川でおぼれた子どもを助ける場面を挙げ、「43歳なのに、25歳の肉体で飛び込まなきゃいけないので、朝からずっと憂鬱だったんですが、常盤さんが『私も裸になって飛び込む!』と言ってくれた。うれしかったですね、瞬間視聴率が高くなる……」と冗談まじりに話すと、常磐さんは「言ってませんからね! そういう提案があったけれど、却下です」と切り返し、“夫婦”で会見を盛り上げた。

あなたにオススメ

 今作は34回目を迎える同局の新春ワイド時代劇の枠で5回目の「忠臣蔵」となる。新発田藩の藩士の息子として生まれながら「高田馬場の決闘」で名を上げ、赤穂藩の堀部弥兵衛のむこ養子となった安兵衛が主人公。脚本は「義経」「鬼平犯科帳」の金子成人さんが手がけ、監督を映画「築地魚河岸三代目」の松原信吾さんと映画「釣りバカ日誌」の本木克英さんが担当。吉良上野介を柄本明さん、浅野内匠頭を市川染五郎さん、大石内蔵助を舘ひろしさんが演じるほか、榎木孝明さん、橋爪功さん、内藤剛志さん、中村梅雀さん、女優陣も萬田久子さん、板谷由夏さん、田中美里さんら豪華キャストが出演する。

 常盤さんは「そうそうたる出演者の皆さまと、日々緊張しながら、楽しい毎日を送らせていただいています。このお話が今、放送されることは偶然ではないと思う」と話し、「47人に義があればその生活もある。そこには義を貫く家族もいる。家族が男を支えて守ろうとするために生きたことを見ていただけるチャンスだと思います」と自身の役の見どころを語った。ずっと大石内蔵助を演じたいと思っていたという舘さんは「役の大きさに押しつぶされる。いつまでたっても内蔵助に見えない、悲しい毎日です……」と苦労を語り、「安兵衛が動なら内蔵助は静。どうしても正座が多くなるので、正座の練習から始めました」と地道な役作りを明かした。

 内野さんは、安兵衛について「一本気ですね。まっすぐで熱い男。純粋なゆえにここまでみんなを引っ張っていくマグマのような男」と役同様に熱く語り、「リーダーとしての冷静な男像を求められて難しい。ついつい激しい安兵衛になってしまいますが、素晴らしい役者さんに囲まれて、演じることが楽しい。きっと力強い作品になると思う」と自信を見せた。クライマックスシーンの撮影を前にして「殺陣は三度の飯より好きな男なんで、迫力のある映像を目指したい」と意気込んだ。ドラマは12年1月2日午後4時から7時間放送。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事