TOKIO松岡:村上龍のベストセラー「13歳のハローワーク」ドラマ化で主演

 人気グループ「TOKIO」の松岡昌宏さんが、作家・村上龍さんのベストセラー「13歳のハローワーク」(幻冬舎刊)のドラマ化作品に主演することが決まった。12年1月クールにテレビ朝日系で放送される。原作は500種以上の職業を紹介する子ども向け職業案内マニュアル本。松岡さん演じる35歳の警察官が、現在と過去を行き来しながら、13歳の自分の運命を変えようと試みるが……という新しいタイプのドラマになるという。

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 松岡さんが演じる主人公は、東京都内の警察署で生活安全課に所属する警察官・小暮鉄平。子どもたちを更生させようという正義感などまるでなく、捜査1課への異動を夢見て大きな手柄を立てることに情熱を燃やす“身勝手で自己中心的な男”だ。音楽やスポーツ、料理など幅広い分野で能力を発揮し、演技でもシリアスからコメディー、時代劇まで多様なジャンルの作品に出演するなど、何事も器用にこなす“デキる男”の松岡さんが“愛すべきバカ”を演じる。

 ドラマは、激変する社会事情に対応して10年に大幅に加筆改訂された村上さんの「新 13歳のハローワーク」が原作。2012年1月、35歳の主人公・小暮鉄平(松岡さん)がある日突然、バブル全盛期の22年前にタイムスリップし、13歳の自分に遭遇するところから始まる。充実した人生を手に入れるには、充実した仕事を手に入れることが必要と痛感している鉄平は、まったく危機感もなく、世の中をなめきった13歳の自分の運命を変え、自分の思い描いた理想の仕事と人生を手に入れようと、あらゆる手段を使って“13歳のハローワーク”を経験させるが……という物語。“ファンタジーでコメディーで進路ガイドで人間ドラマ”という、これまでにない革新的なドラマを目指す。

 松岡さんは「僕が初めてテレビに出たのが13歳。当時、僕はすでにTOKIOのメンバーで、将来のビジョンもシッカリしていました。そんな13歳を題材として取り上げる『13歳のハローワーク』はほぼオリジナル作品に近く、プロデューサーと相談しながら作っていくたび、楽しみが増してきています。物語もすごく夢があって面白い! 思わずグッときました」とコメント。中川慎子プロデューサーは「今回のドラマは日本中の『13歳』はもちろんのこと、“働くことは生きること”……その実感を求めて、道なき道を歩み続ける社会人への応援歌となれば。ファンタジーでコメディーで進路ガイドで人間ドラマであるというこの欲張りな物語をお楽しみに」とアピールしている。

 ドラマ「13歳のハローワーク」は、12年1月にスタート予定。毎週金曜午後11時15分~深夜0時15分の「金曜ナイトドラマ」枠で放送される。(毎日新聞デジタル)

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