70年代軍事政権下のアルゼンチンの地方都市を舞台に、子どもの目から当時の様子と家族を描き出す「瞳は静かに」(ダニエル・ブスタマンテ監督)が公開中だ。1966年生まれの監督が子どものころの経験を基に脚本を書いた。まつ毛バサバサのかわいい子役の少年が、吸い込まれそうになる瞳でじっくり見つめ出してくれる。
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アルゼンチン北東部州都サンタ・フェ。アンドレス(コンラッド・バレンスエラさん)は母親(セシリア・フォントさん)と兄と3人で暮らしていたが、母親を事故で亡くす。兄弟は祖母オルガ(ノルマ・アレアンドロさん)と父親(ファビオ・アステさん)に引き取られた。アンドレスは母親と住んだ家が忘れられない。地区一帯には反体制派を一掃するための情報局があり、祖母をはじめとする住民は情報を交換し合っていた。家の中の窮屈な雰囲気になじめず、外で友だちと遊んで発散するアンドレス。やがて情報局のおじさんが子どもたちに近づいて……という物語が展開する。
少年の目を通して描いたことで、どこか懐かしい風景が広がる。キラキラとしたビー玉、怖い大人たち、優しかったママへの思い……。アンドレスを支配しようとする祖母、父親、教師は民衆を支配した軍事政権と同じように恐怖だ。季節が進むにつれアンドレスの態度がジワジワと変化していくが、それが無理なくリアルに描かれる。抑え込まれた子どもはこうなるのか……。
子役に限らず、演じる俳優の目がギラギラしている。この一家、本当にいそうな雰囲気がある。特にオルガ役の女優(カンヌで主演女優賞歴あり)がリアルだ。外を掃くふりして近所を監視するシーン。こういうおばちゃん、いるいる!と笑える。70年代のインテリアや服装も可愛らしくおしゃれで、細部にわたって抜かりがない。ただ残念なのがタイトルだ。原題の「アンドレスは昼寝をしたくない」の方がそそられる。だってその通りで、これは男子が自我に芽生えていく話なのだから。新宿K’s Cinema(東京都新宿区)、渋谷アップリンク(東京都渋谷区)ほかで公開中。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
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