松下奈緒:主演ドラマの劇中音楽3曲を初書き下ろし 1月スタート「早海さんと呼ばれる日」

主演ドラマ「早海さんと呼ばれる日」の劇中音楽3曲を書き下ろした松下奈緒さん
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主演ドラマ「早海さんと呼ばれる日」の劇中音楽3曲を書き下ろした松下奈緒さん

 女優の松下奈緒さんが、12年1月放送スタートの主演ドラマ「早海さんと呼ばれる日」(フジテレビ系)の劇中音楽3曲を書き下ろしたことが27日、明らかになった。作曲家・ピアニストとしても活躍し、07年のNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」のオープニングテーマを手がけるなど映画、ドラマへの楽曲提供も行っている松下さんだが、自身の主演ドラマに曲を書き下ろすのは今回が初めて。

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 ドラマは、同局の日曜午後9時のドラマ枠「ドラマチック・サンデー」の第6弾。結婚を夢見てきたお嬢様・優梨子(松下さん)が4人兄弟の長男・恭一と結婚。恭一の母親の失踪で男だらけの家庭に入ることになる。優梨子は、価値観や育った環境の違いから家族になじめない日々が続くが、一緒に暮らすうち、家族にとって欠かせない存在になっていく……というストーリー。恭一を人気グループ「V6」の井ノ原快彦さんが演じ、その弟をアイドルグループ「KAT−TUN」の中丸雄一さん、俳優の要潤さん、森永悠希さんが演じる。恭一の両親役で俳優の船越英一郎さんと女優の古手川祐子さんも出演する。脚本は「1リットルの涙」などの大島里美さんが手がける。

 松下さんはドラマの台本を読んで作曲を進め、「1日のはじまりにふさわしい軽快でやる気あふれるアップテンポな曲」と、「さまざまな事件のあと、その良いところ、悪いところ、家族に思いをはせながらの心情を描いたメロディアスなピアノバラード」「大慌てに事件が起きているさまを描いた楽曲」の3曲を手がけた。

 松下さんは「主人公・優梨子の早海家の嫁としてダメな嫁ながらも、一生懸命奮闘する気持ちにすごく励まされました。応援したくなり時には共感したくなる。そんな優梨子像を思い浮かべながら作りました。曲を作っていくとよりドラマのイメージ、そして優梨子のイメージが広がっていきました」とコメントしている。

 同ドラマの編成企画を担当する水野綾子さんは「ドラマの劇中音楽は、ドラマの世界観やテイストを作る上で非常に重要」といい、「優梨子の心情・性格・行動、そしてこの物語・世界観を最もよく理解している松下さんでしたら、その曲が聴こえてきたら早海家が浮かぶような楽曲を作ってくださるに違いない!と期待してお願いしました」とコメント。仕上がりについて「まさにこのドラマにぴったり。いろいろ問題が起きても解決へと前向きに導いていく優梨子や早海家の家族たちが浮かんできます」とコメントしている。劇中で優梨子がピアノを弾くという予定はないという。

 ドラマは12年1月15日から毎週日曜午後9時放送。放送に先立って12月27日午後7時から放送される特別番組「カスペ!愛菜ちゃんの年末大感謝祭!すごーい有名人とドキドキ遠足SP!!」で劇中曲の一部が放送される。(毎日新聞デジタル)

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