サッカー解説者の武田修宏さんが6日、東京都内で行われた映画「デビルズ・ダブル−ある影武者の物語−」(リー・タホマリ監督)の公開記念トークイベントにゲストで登場。ゴールドの絵馬に、「健康、貯金、結婚」と今年の抱負をしたためた武田さんは、「今年で45歳ですから、サッカーでいえばロスタイム。正直、危機感はあります。早く結婚して親を喜ばせたい。12月31日ごろには結婚の記者会見を」と“婚活宣言”。「チャンスがあれば積極的に。絶対今年中に! 期待してください」と切実な思いを明かした。
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まだ花嫁候補はいないという武田さんは、「“逆指名”ほしいですよね」とこぼしながら、「道端アンジェリカちゃんと食事に行きましたけど、社長がいましたし、安田美沙子ちゃんとも行きましたけど、和田アキ子さんがいました……。マンツーマンのマークが厳しい」と苦笑い。それでも、「すきがあればゴールを狙いたい。ロスタイムなんで、早めに相手を決めて堂々と食事に行きたい」と貪欲さを見せていた。
同作は、イラクの独裁者、サダム・フセインの息子で“ブラック・プリンス”と呼ばれたウダイ・フセインに顔が似ているという理由で、家族の命と引き換えにウダイの影武者を引き受けることとなった男の物語。英俳優のドミニク・クーパーさんが「生まれたときに殺すべきだった」と実父にまでいわしめたウダイと、父親を尊敬し、家族を愛し、将来を嘱望されていた青年ラティフという対照的な2人を見事に演じ分けた。第61回ベルリン国際映画祭、第27回サンダンス映画祭正式出品作品。
元サッカー日本代表の武田さんは、イラク代表との試合に敗れ、ワールドカップ出場を目前で逃した93年の「ドーハの悲劇」を経験しており、のちにイラクの選手と食事をする機会があり、ハーフタイムにウダイから「負けたらむち打ち」と脅されたことなどを直接耳にしたといい、「イラクの選手にも事情があったんだな」としみじみと振り返った。18年越しの縁が巡ってきて、今回のイベントでは同作品のポスターと同じく、自らが全身金色になって特製ポスターも作製した武田さんは、その出来に「結構さまになってますねえ。主人公のドミニク・クーパーにもちょっと似てるかな」とにんまり。映画についても、「実際の話ですし、影武者にされる男の運命の中での生きざま、アクションもすごいですし、非常に楽しめると思う」とアピールしていた。
武田さんのポスターは上映館で順次掲出される。映画は13日からTOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)ほか全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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