注目ドラマ紹介:「デカワンコ 新春SP」 パリや江戸でワンコ大活躍 恋バナもほんのり登場

「デカワンコ 新春スペシャル」の1シーン=日本テレビ提供
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「デカワンコ 新春スペシャル」の1シーン=日本テレビ提供

 11年1~3月に放送され、人気を博した多部未華子さん主演の連続ドラマ「デカワンコ」(日本テレビ系)のスペシャル版「デカワンコ 新春スペシャル」が7日、放送される。多部さんは「今回は江戸時代へタイムスリップして、自分でもまさかこんな小僧スタイルをするとは思いませんでしたし、パリロケについては連続ドラマのときにみんなで『次、デカワンコをやるなら海外ロケに行こう!』と笑いながら話していたので、今回実現して本当にうれしかったです」と話している。また、恋の話もほんのりと登場する予定で盛りだくさんな内容になっている。

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 「デカワンコ」は、「ごくせん」「研修医なな子」などで知られるマンガ家、森本梢子さんが08年4月からマンガ誌「YOU」(集英社)で連載しているマンガが原作。警視庁刑事部捜査1課第8強行犯捜査殺人捜査第13係に配属された「ワンコ」こと花森一子(多部さん)は、捜査中もフリフリのゴスロリファッションで行動する天然ボケの女刑事。一度かいだにおいを絶対忘れないという特技を持つ一子は、相棒でよきライバルの警察犬ミハイル号とともに、自慢の嗅覚と体当たりの捜査で周囲の人間や凶悪犯の心さえ変えていく……という内容。

 新春スペシャルは、一子をはじめとする13係のメンバーが休暇を利用して訪れたパリからスタートする。クリスマスシーズンのパリの街を恋の気分でワクワクと楽しんでいた一子だったが、東京から事件発生の連絡が入り、帰国することに。しかし、同僚の刑事、重村完一(沢村一樹さん)が姿を見せず、一子は得意の鼻を使って捜し出そうとするが、自身が迷子となり、知らない街へ迷い込んでしまう。なじみのある風景だが、そこでは、ちょんまげ頭の岡っ引きが勢いよく走り、川べりには「生類憐(あわ)れみの令」の立て札が……まさかの江戸時代へのタイムスリップ? 一子は困惑するが、フリフリ衣装のため早速捕らえられてしまい……という展開。

 一子の同僚の桐島竜太役で出演する「NEWS」の手越祐也さんは「普通のドラマなら『どっぷりハマって真剣に見てください』というのですが、『デカワンコ』の場合は、遊びの延長線というか、もちろん真剣にやっているんですけれど“大人の鬼ごっこ”というか……。心から『何やってるんだ、この人たち』と笑えるような面白さが魅力だと思うので、家族で気楽に笑いながら見てほしいです」とコメントを寄せている。

 今回、江戸時代の設定になったのは、スタッフの間でドラマに登場する刑事たちが江戸時代にいたらどんなことになるかと笑い話をしていたことがきっかけだったといい、次屋尚プロデューサーは「このドラマには果てしない可能性を感じてなりません。いつか舞台で公演したいです」とコメントしており、今後の展開にも注目だ。「デカワンコ 新春スペシャル」は日本テレビ系で7日午後9時~10時54分に放送。(毎日新聞デジタル)

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