ステップファザー・ステップ:初回視聴率10.4% 「水戸黄門」の後枠

「ステップファザー・ステップ」制作発表に登場した(前列左から)上川隆也さん、渋谷龍生君、樹生君、小西真奈美さん、(後列左から)平山あやさん、伊東四朗さん、渡辺いっけいさん、須藤理彩さん
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「ステップファザー・ステップ」制作発表に登場した(前列左から)上川隆也さん、渋谷龍生君、樹生君、小西真奈美さん、(後列左から)平山あやさん、伊東四朗さん、渡辺いっけいさん、須藤理彩さん

 宮部みゆきさんの小説が原作で、上川隆也さんが主演を務める連続ドラマ「ステップファザー・ステップ」(TBS系)の初回が9日、2時間スペシャルで放送され、平均視聴率が10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。放送枠は、11年12月に最終回を迎えた長寿ドラマ「水戸黄門」の後枠となる「パナソニックドラマシアター」で、11年12月19日放送の「水戸黄門」の最終回スペシャルの平均視聴率は13.9%(同)だった。

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 ドラマのタイトルの「ステップファザー」は、英語で「継父」を意味し、上川さん演じる主人公の「俺」は、ひょんなことから双子の父親になってしまう孤高の怪盗。「俺」が、おせっかいな双子のせいで、近所で起こる事件やトラブルに巻き込まれていく姿を描く。ドラマでは、原作の双子の中学生という設定を小学4年生に変更。毎回多彩なゲストが登場し、一話完結でストーリーが進む。「俺」を無理やり父親にしてしまう生意気な双子、宗野直・哲役は、子役の渋谷龍生君と樹生君が演じ、「俺」と双子の秘密に近づいてしまう担任の灘尾礼子役は小西真奈美さんが演じる。

 第1話は、ちまたでは「怪盗キング」と呼ばれている「俺」は、雇い主である弁護士の柳瀬(伊東四朗さん)から情報をもらい、悪人たちから金品を巻き上げている。今回のターゲットは詐欺で荒稼ぎしている井口雅子。ある夜、高台から井口家を監視していた「俺」はふとした弾みに足を滑らせ、井口家の隣に住む双子・宗野直(龍生君)と哲(樹生君)に助けられるが、同時に怪盗だと見抜かれてしまう。引っ越し直後に両親がそろって駆け落ちしたという双子は、正体をばらさない代わりに、「学校行事が終わるまでパパになる」と「俺」に約束させる。翌日から、双子の父親を装いながら隣の家を観察する「俺」と双子の奇妙な生活が始まる……というストーリーだった。(毎日新聞デジタル)

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