12年のNHK大河ドラマ「平清盛」で、15日放送の第2回から登場する平清盛のライバル、源義朝役を演じている玉木宏さん(31)が意気込みを語った。玉木さんは「生き生きと人物が見えるようにしたい、生きることに対してのパワーが視聴者に伝わればいいなと思う。自分の力で生きていくということを投げかけたい」と話した。(毎日新聞デジタル)
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大河ドラマ「平清盛」は、武士が貴族たちから差別されていた時代、本当の親を知らないまま、武士の新興勢力・平氏の元で育てられた少年が、瀬戸内海の海賊を束ね“武士の王”となり、貿易こそがこの国が豊かになる道だと人々に説く……という展開。清盛の20~30代をメーンに、清盛の死後、壇ノ浦の戦いまでをドラマ化する。
玉木さんが演じる義朝は、いくら働いても報われない父、為義を見て育ち、武士のあり方に疑問を抱き、清盛と出会ったことで武士の可能性を感じるという役どころ。だが、清盛とは別の道を歩み関東に拠点を置いて、武士の棟梁の座を巡って戦う。頼朝、義経の父としても知られるが、「義朝のことは知らなかった。あまり史実にも残っていない人物のようなので、その分自由に演じられるのかなと思う」と話した。
源氏について「最初はかわいそうな立場にあるが、“ダメ”だからこそ上を目指して変わっていけたんじゃないか。その変わっていく力を作ったのが義朝なんじゃないか」と分析。義朝のイメージがわいてきたのは、武士が馬術の技量を競う「競(くら)べ馬」のシーンだったといい、「競べ馬のシーンの撮影が終わってからいいものができたという思いがあり、義朝はこんな人間だというイメージが分かってきた」と明かす。義朝の墓参りにも赴いたといい「きちんと演じよう」と気を引き締めた。
義朝の親友で、終生のライバルでもあった清盛を演じる松山ケンイチさんについては「松山君とはいつか一緒に仕事をしたいと思っていた」といい、「彼は役に対して没頭しているんだなと感じる。大河の主役だからといって気負いはそこまでないように感じる。そんな堂々とした姿が現場を動かしているのかもしれないし、彼の姿を見て、(自分も)もっとやらなきゃなという思いを強くしている」と演技をする上でも“ライバル”であることを明かし、「仕事に限らず何をするにもライバルや張り合うものがあるのは大事なこと」と力を込めた。
玉木さんにとって11年は、松本清張ドラマスペシャル「砂の器」(テレビ朝日系)や「聯合艦隊司令長官 山本五十六−太平洋戦争70年目の真実−」(成島出監督、公開中)の撮影など、「生きるパワーがみなぎっていると感じる骨太な作品に関われた1年」と振り返り、「(12年は)そういう作品に関わったからこそいただける役もあるかもしれないし、そういうつながりが出てくればいいと思う。大河ドラマは日本全国どこにいってもたくさんの方々が見ていて、世界の方も見ている。そんな作品に関われることは今後につながっていくんじゃないか。したたかではなくて、心から楽しんで撮影に挑みたいと思う」と語った。
放送は総合テレビで毎週日曜午後8時~同45分、BSプレミアムで毎週日曜午後6時~同45分。全50回。(毎日新聞デジタル)
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