ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、「機動戦士ガンダムAGE」です。サンライズの小川正和プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。
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−−作品の概要と魅力は?
親から子、子から孫へとガンダムが受け継がれていく3世代の物語です。時代が移り変わるとともにそれぞれの世代の主人公がどう活躍するかを楽しんでもらえればと思います。
−−制作決定の経緯と、アニメにするときに心がけたことは?
レベルファイブさんと仕事をすることになる経緯は他でも語られているので省きますが、いただいた企画書を読ませていただき、コンセプトが率直に面白いと思いました。しかし同時にアニメにするには障害も多いなと感じました。まず制作的な立場から考えると3世代100年にわたる物語ということで必要な設定量が膨大になるということ。また内容面から一例を挙げると、世代交代で主人公が代わることはアニメではあまり例がないという半面、慣れ親しんでもらったキャラクターを切り捨ててしまう危険性も持っている点。他にも構成がゲーム的でイベントの羅列になっているなど、気になる点はありましたが、シナリオ会議等の打ち合わせで気になる点が取り除けるよう努めました。
−−作品を作るうえでうれしかったこと、逆に大変だったことは?
作品を作るうえでうれしかったのはガンダムの新たなチャレンジとして、多くの優秀なスタッフが参加してくれたことですね。特に作画スタッフの多くはガンダムSEEDからの付き合いで、CGではない手書きのメカをテレビシリーズでやるという大変な作業に力を貸してくれていて、本当に頭が下がる思いです。そんな中大変だったのは3世代という時間軸があるため、メカの演出をどう変化させていくかということでした。武器の威力やメカの動きなど、物語全体を通しての描写として、極端なインフレを招かないように配慮してもらいました。最初は物足りないように受け取られてしまうかもしれませんが、最終的に満足していただける内容になるようスタッフ一同努めていますので、変わっていくメカ演出を楽しんでいただけばと思います。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
このインタビューが掲載される1月の放送では内容的に1世代目のフリット編が佳境を迎え、2世代目のアセム編へと物語が移っていきます。世代が変わることで作品にどのような変化が表れるかを楽しみに放送を見ていただけたらと思います。よろしくお願いします。
サンライズ第3スタジオ プロデューサー 小川正和
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