相棒:“ついていない女”鈴木杏樹が2代目女将に 右京行きつけ「花の里」復活

小料理屋「花の里」の2代目女将として「相棒」シリーズの新レギュラーとなった月本幸子役の鈴木杏樹さん
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小料理屋「花の里」の2代目女将として「相棒」シリーズの新レギュラーとなった月本幸子役の鈴木杏樹さん

 水谷豊さん、及川光博さん出演の人気刑事ドラマ「相棒シーズン10」の第12話が18日放送され、水谷さん演じる主人公・杉下右京が行きつけにしていた小料理屋「花の里」が復活した。昨年10月の初回スペシャルで、益戸育江さん演じる女将・宮部たまきの突然の心変わりで閉店したが、これまで“ついてない女”として登場してきた鈴木杏樹さん演じる月本幸子が2代目女将の座に納まることに。新生「花の里」の復活で、右京が一息つける憩いの場が帰ってきた。

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 第12話では、「シーズン4」「シーズン6」で“ついてない女”として3作品に出演した鈴木杏樹さん演じる月本幸子がひさびさに登場。右京と薫(寺脇康文さん)に殺人未遂容疑で逮捕され服役していた幸子は、出所後、外食チェーン社長の自宅で、良い給料をもらって家政婦として働いていたが、あまりにも“つきすぎている”自分に違和感を覚え、さまざまな騒動を起こしていき……というストーリーで、最後には、家政婦をやめた幸子の次の働き場として、右京が「花の里」を紹介、幸子が2代目の女将として新レギュラーに加わることになった。

 「花の里」は長年、「相棒」の世界ではホッと一息つける場所として、右京や相棒の神戸尊(及川さん)が訪れていた小料理屋だが、女将であった宮部たまき(益戸さん)の突然の心変わりで今シーズンの初回スペシャル「贖罪」で店を畳んでしまい、「相棒」ファンをがっかりさせていた。新レギュラーとなった幸子が今後、どんな女将ぶりを見せるのか、新たな憩いの場に注目だ。

 相棒シリーズは、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・杉下右京(水谷豊さん)がその天才的頭脳で推理し、相棒の警部補・神戸尊とともに難事件を解決するドラマ。10年から11年にかけて放送された「シーズン9」では昨年2月の第16話がシリーズ最高視聴率となる23.7%を記録。全18話の平均視聴率も過去最高の20.3%とシリーズを通して初めて20%の大台を超え、09年末に公開された劇場版第2弾「相棒−劇場版2−警視庁占拠!特命係の一番長い夜」もヒットした。

 「シーズン10」は、映画「相棒−劇場版2−」で、敵でもあり、ときに味方でもあった警察庁の大物幹部・小野田公顕(岸部一徳さん)という後ろ盾をなくした右京が、組織や体裁は気にせずに己の正義を守ってきたこれまでのスタンスを貫いていけるのかが見どころのひとつになっている。毎週水曜午後9時~同54分に放送中。25日放送の第13話「藍よりも青し」には女優の梶芽衣子さんがゲスト出演する。(毎日新聞デジタル)

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