注目ドラマ紹介:「相棒」シーズン10 初回2時間SPで尊の過去が明らかに

いよいよスタートする「相棒シーズン10」。写真は初回2時間スペシャルの1シーン=テレビ朝日提供
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いよいよスタートする「相棒シーズン10」。写真は初回2時間スペシャルの1シーン=テレビ朝日提供

 水谷豊さん主演の人気刑事ドラマ「相棒」シリーズの最新作「相棒シーズン10」(テレビ朝日系)が19日スタートする。シーズン9では、歴代最高となるシーズン平均20.3%の高視聴率を獲得した「相棒」が1年ぶりにカムバック。水谷さん演じる杉下右京と、今年7月に女優の檀れいさんと結婚したばかりの及川光博さん演じる神戸尊のコンビが、今シーズンもさまざまな難事件を解決していく。初回は2時間スペシャルで、戸田菜穂さん、大沢樹生さんらがゲスト出演し、尊の過去も明らかになるという。

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 相棒シリーズは、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・杉下右京(水谷さん)がその天才的頭脳で推理し、相棒とともに難事件を解決するドラマ。00年のスタート以来、一貫して相棒を務めてきた巡査部長・亀山薫(寺脇康文さん)が「シーズン7」で辞職し、代わりに警部補・神戸尊(及川さん)が警察庁上層部の密命を受けて特命係に配属され、右京と尊の新たな“相棒”として活躍する姿を描いている。昨年から今年にかけて放送された「シーズン9」では、今年2月23日放送の第16話がシリーズ最高視聴率となる23.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、全18話の平均視聴率もシリーズを通じて初めて20%の大台を超えた。また、昨年末に公開された劇場版第2弾「相棒−劇場版2−警視庁占拠!特命係の一番長い夜」もヒットした。

 放送開始から11年、水曜9時のレギュラー番組として放送が始まってから10年目となる節目の年にスタートする「シーズン10」は、映画「相棒−劇場版2−」で、敵でもあり、ときに味方でもあった警察庁の大物幹部・小野田公顕(岸部一徳さん)という後ろ盾をなくした右京が、これまで組織や体裁は気にせずに己の正義を守ってきたスタンスを貫いていけるのかが見どころの一つ。さらに、「シーズン8」の最終回で、警察庁の壮大な構想の下で特命係に配属された“真実”を知り、自ら警察庁に戻ることを拒否し、「シーズン9」では、右京とのコンビネーションにも磨きがかかり名実ともに“相棒”となった尊の過去も、新シーズンの第1話から明かされていく。

 第1話「贖罪(しょくざい)」は2時間のスペシャル版。15年前に尊の友人を殺害した犯人が出所直後に自殺。無実を訴える言葉と尊に対する怒りがつづられた遺書が見つかり、右京と尊は、改めて事件を調べ直すことに。やがて事件は意外な展開を見せ始めると同時に、尊の隠された過去も明らかになり……というストーリーが描かれる。

 第2話「逃げ水(仮)」(26日放送)には、俳優の渡哲也さんが「シーズン7」の元日スペシャル(09年1月1日)以来約3年ぶりに出演するほか、第3話には三田佳子さん、第6話に研ナオコさんが登場するなど豪華ゲストが控えており、過去の「相棒」に出演した「懐かしのキャスト」も登場するという。

 「シーズン10」は、19日から12年3月まで半年間、毎週水曜午後9時~同54分に放送。初回2時間スペシャル(午後8時~)でスタートする。(毎日新聞デジタル)

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