ワンピース
第1165話 歓迎の“友の盃”とロキを探す侵入者
6月7日(日)放送分
話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、勉強もスポーツもダメでいじめられっ子、彼女もいない……という主人公がロックスターを目指す榎屋克優さんのマンガ「日々ロック」です。「週刊ヤングジャンプ」(集英社)編集部の柳田康介さんに作品の魅力を聞きました。
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−−この作品の魅力は?
「日々ロック」は主人公の日々沼拓郎やその仲間たちが、ロックンロールを通じて成長していく青春マンガです。いじめられっ子で女子にもまったくモテない拓郎が、たった一つ心血を注ぐロックンロール。その思いが大爆発する瞬間、今までマンガでは見たことのないようなライブシーンが脳天を直撃するかのようなインパクトで襲いかかってきます。他の音楽マンガとは違い、作中の曲ほとんどに榎屋先生作の歌詞が登場するのも特徴的です。
−−作品が生まれたきっかけは?
榎屋先生は数年前「ラーミウ」という音楽をテーマにした作品を描いたのですが、それ以降のロボットもの、野球もの、探偵ものなどのネームがなかなかうまくいかず、結局、音楽ものの「日々ロック」に戻ってきた……そういう流れです。
当初、榎屋先生は「日々ロック」に対し、全くやる気がなかったのですが、今そのことを問うと、「そんなことはない! やる気がなかったのは君じゃないのか?」と“逆ギレ”されます。
−−編集者として体験した面白いエピソードをこっそり教えてください。
榎屋先生はとても“ロックな方”で、ときたま暴力に訴えてくる場合もあります。僕は2度“マジパンチ”の被害を受けました。1度目は一緒にフジロックへ行ったとき。2度目は打ち合わせの最中に先生宅で。1度目は互いに酔っ払っていたのでいいとしても、2度目は真剣勝負の仕事中。僕の言ったことがよほど気に入らなかったのでしょうが、正直驚きました。できれば、なんらかの“報復”をと考えています。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
「日々ロック」は現在第3部を連載していますが、不定期連載という形式をとっており、読者の皆様にたいへんご迷惑をお掛けしています。
ただそんな中でも、ご声援を懸命に送っていただける“アツい”方々のお陰で、コミックスも動き出し、「マンガ大賞2012」にもノミネートされ、メディア化などのお話も多数いただけるようになりました。どんどん成長を遂げていく榎屋先生の力を考えても、間違いなく、ここからの大きな飛躍が期待できる作品だと思いますので、見守っていただければ幸いです。
週刊ヤングジャンプ編集部 柳田康介
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