本屋大賞:高野和明「ジェノサイド」など10作品がノミネート

高野和明さんの「ジェノサイド」(角川書店)
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高野和明さんの「ジェノサイド」(角川書店)

 全国の書店員が「一番売りたい本」を選ぶ12年の「本屋大賞」のノミネート作品が23日発表され、高野和明さんの「ジェノサイド」(角川書店)など10作品が選出された。

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 本屋大賞は「売り場からベストセラーを作る」をコンセプトに創設され、今回が9回目。「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎さん、08年)や「告白」(湊かなえさん、09年)、「天地明察」(冲方丁さん、10年)、「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉さん、11年)などが受賞し、多くのベストセラーを生み出した。

 11年の「謎解きはディナーのあとで」は人気グループ「嵐」の櫻井翔さん主演、女優の北川景子さん共演で11年にドラマ化、10年の「天地明察」は人気グループ「V6」の岡田准一さん主演で9月に映画が公開されるなど大賞受賞作品はすべて映像化されている。

 今回は10年12月1日~11年11月30日に刊行された日本の全小説を対象に、新刊書の書店で働く店員の投票でノミネート作を決定。2次投票を行い、4月10日に大賞が発表される。(毎日新聞デジタル)

◇ノミネート作は以下の通り。(敬称略)

 「偉大なる、しゅららぼん」万城目学(集英社)▽「くちびるに歌を」中田永一(小学館)▽「ジェノサイド」高野和明(角川書店)▽「誰かが足りない」宮下奈都(双葉社)▽「人質の朗読会」小川洋子(中央公論新社)▽「ビブリア古書堂の事件手帖−栞子さんと奇妙な客人たち」三上延(アスキー・メディアワークス)▽「ピエタ」大島真寿美(ポプラ社)▽「舟を編む」三浦しをん(光文社)▽「プリズム」百田尚樹(幻冬舎)▽「ユリゴコロ」沼田まほかる(双葉社)

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