高橋克典:渡辺美佐子が「生涯忘れることない」と熱演絶賛 ドラマ「家で死ぬということ」

ドラマ「家で死ぬということ」の記者会見に登場した高橋克典さん(左)と渡辺美佐子さん
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ドラマ「家で死ぬということ」の記者会見に登場した高橋克典さん(左)と渡辺美佐子さん

 俳優の高橋克典さん(47)と女優の渡辺美佐子さん(79)が16日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた土曜ドラマスペシャル「家で死ぬということ」の記者会見に登場した。高橋さんは渡辺さんの演技について「美佐子さんのお芝居に何度も泣かされた。僕は美佐子さんのお芝居についていった」とコメント。渡辺さんも「いつもそうなんですけど、私は細かい役作りはしません。克典さんのなさることを見て(演技を)しました。最後のシーンの克典さんの目の優しさは、生涯忘れることはありません」と高橋さんの熱演を絶賛した。

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 ドラマの主人公は会社員の山崎純一(高橋さん)。純一は、がんで余命3カ月と宣告された義母のひさ子(渡辺さん)を東京の病院に入院するように説得するために、長男・隆太(庄野崎謙さん)とともに岐阜県白川村に向かう。純一は「自宅で死にたい」と話すひさ子を説得できず、そのまま村に残ることになるが、純一の妻・恵美(西田尚美さん)は、次男・翔太(鈴木侑輝さん)の大学受験と自ら経営する雑貨店の仕事を言い訳に村に帰ろうとしない。純一が「1人暮らしでの在宅死など難しいのでは?」と悩む中、ひさ子は介護施設に入居することになる……という展開。

 高橋さんは渡辺さんとの共演について「初めは正直、怖かったです。数々の(出演)作品を見させていただいていたので、この人とやるのか……となった。(渡辺さんは)おばあちゃんの役ですが、ご本人はタフで僕よりも俊敏なんですよ」と語り、渡辺さんは高橋さんの印象を「ほかの局のシリーズを楽しませてもらっていて、ロボットみたいな動きをしたり、ダンディーだったり、どうしたものだろうか?と思っていた」と話し、高橋さんを苦笑させた。

 また、ドラマのテーマは“死”ということもあり「理想の死に方」について質問された高橋さんは「自分の家で関わっている人に囲まれて『お疲れ』と明るい感じがいい」とコメント。渡辺さんは「私は克典さんと違って(死が)身近。冬の山に入ってお酒を飲んで凍死したいです。だれにも見つからないで……。泣かれるのも拍手されるのも困ります」と淡々と語っていた。

 ドラマはNHK総合で25日午後9時から放送。(毎日新聞デジタル)

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