里見浩太朗:“黄門様”から“マムシの道三”に イメージ払しょくに手応え

ドラマスペシャル「濃姫」で、観月ありささん演じる濃姫の父・斎藤道三を演じる里見浩太朗さん
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ドラマスペシャル「濃姫」で、観月ありささん演じる濃姫の父・斎藤道三を演じる里見浩太朗さん

 俳優の里見浩太朗さんが、女優の観月ありささんが織田信長の正室・濃姫役で主演するスペシャルドラマ「濃姫」(テレビ朝日系)で、濃姫の父・斎藤道三役を演じることが20日、明らかになった。昨年末にシリーズが終了した「水戸黄門」(TBS系)以来の時代劇で、温厚な“黄門様”とは正反対の“マムシの道三”を演じる里見さんは、「アクの強い道三は確かに自分のキャラクターとは違うと思いましたが、役者にとって正反対の役柄を演じさせてもらえるのは本当にうれしく楽しいこと。『これで黄門様のイメージが払しょくできる』と思いました!」とコメント。急流の中で馬上からやりを振り回して戦うシーンなど迫真の演技を見せており、「撮影中は自分自身、“躍動”しました」と手ごたえを語っている。

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 今作は、信長の正室・濃姫の半生を描くスペシャルドラマ。観月さんは戦国時代を舞台にした時代劇は初挑戦で、濃姫の夫・織田信長を観月さんと初共演の城田優さんが演じる。里見さんのほか、笹野高史さん、余貴美子さん、寺島進さん、柴俊夫さんといったベテランから、平岡祐太さん、藤澤恵麻さんといった若手まで豪華キャストが出演することも発表された。

 里見さんは、共演した観月さんと城田さんについて、「観月さんは、はねっかえりのような、気の強い女性の生きざまをきっちり演じられていました。信長役の城田くんもはつらつとした明るさを持って信長を演じていました。これから自分が何をしようかと模索する青年の姿が見えましたね」とコメント。「このドラマは、食うか食われるかの戦国時代に、自らの主張を精いっぱい曲げずに生きた濃姫、信長、道三の三人三様の戦いがきっちり描かれているのが見どころ。一方で、身内にすら気を許すことのできない乱世においても、子を思う親の心、親を思う子の心は強く、家族愛が生きているからこそ、深い人間ドラマになったと思います。多くの方に時代劇の魅力を感じていただきたいですね」とアピールしている。

 テレビ朝日の田中芳之プロデューサーは、「里見さんに荒々しい役はどうかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、衣装を着けた姿を拝見したら、これまでのおだやかなイメージとはまったく違って、“さすが役者さんだな”と感服! そんなふうに、よい裏切り方ができ、里見さんが演じていただくことによって時代劇の新たな魅力を皆さんに感じていただけるのではないかと考えています」と自信を見せている。ドラマスペシャル「濃姫」は、3月17日午後9時~同11時21分に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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