注目の新譜：Salyu　ニューアルバム「photogenic」で再びポップミュージックの王道へ

　日本人女性ボーカリストのsalyuさんがニューアルバム「photogenic」（トイズファクトリー）を15日に発売した。

ウナギノボリ

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　11年はsalyu×salyuの名義でcorneliusこと小山田圭吾さんのプロデュースのもと、声を何重にも重ね、実験性とポップであることを同時に追求したアルバム「s（o）un（d）beams」を発表。その後、行ったコンサートツアーも高い評価を得て、新たなリスナーを獲得した。

　再びsalyu名義で発表するニューアルバム「photogenic」は、デビューからの付き合いとなる小林武史さんが全面プロデュース。Mr．Childrenやサザンオールスターズなどを手がけ、日本の音楽シーンのメーンストリームを歩んできた小林さんは、プロデュースのみならず作詞・作曲と編曲も手がけている。昨年7月にシングルとして発売された「青空」はMr.Childrenの桜井和寿さんが書き下ろした。また「magic」はフジテレビ「めざにゅ～」のテーマソングとしてオンエアされていた。salyu×salyuの活動を経て、ボーカリストとして一回りも二回りも大きく成長したsalyuさんが、あらためて王道のポップミュージックに真正面から取り組んだアルバムだ。

　「photogenic」は全10曲入りで3000円。11年11月30日に東京国際フォーラムホールC（東京都千代田区）で行われた、小林武史さんと2人きりのライブの模様を収録したDVD付きの初回盤は3990円。（毎日新聞デジタル）