テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)は16日、ファミリー向けの新エリア「ユニバーサル・ワンダーランド」がオープンした。新エリアは、映画監督のスヌーピーと撮影を行ったり、アトラクションを楽しんだりすることができる「スヌーピー・スタジオ」、ハローキティの大好きなリボンをテーマにした「ハローキティ・ファッション・アベニュー」、屋内と屋外に分かれ、アスレチックや水遊びなど体を使った体験ができる「セサミ・ストリート・ファン・ワールド」の三つのゾーンで構成されている。それぞれの見どころを紹介しよう。(毎日新聞デジタル)
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新エリア「ユニバーサル・ワンダーランド」は、総面積約3万平方メートルのエリアにアトラクションやショップ、レストランなど28の施設を作り、人気キャラクターたちの世界観を再現。子供から大人まで体を動かしながらさまざまな体験ができることに加え、子供の視線をさえぎらない低木と木陰を作るための高さのある木を組み合わせたり、小さな子供が転んでも痛くないように軟らかい地面で、大人が遊んでいる子供を見守りながら休憩できるスペースも用意されていたりと、さまざまな工夫がされている。
スヌーピー、ハローキティ、エルモの顔を色とりどりの花々で再現したエントランスに立つと、まず最初に目に飛び込んでくるのはスヌーピーの乗り物に乗って空を飛ぶ2人乗りのアトラクション「フライング・スヌーピー」だ。「みんな準備できた? 空の旅へレッツ・ゴー!」の掛け声がかかると、いよいよ出発。乗り物は自分で操縦することができ、高く舞い上がったり低空飛行したりすることができる。
「ハローキティ・ファッション・アベニュー」では、ハローキティと記念撮影ができる「ハローキティのリボン・コレクション」がオススメだ。まずは、ハローキティがデザインしたリボンや靴などのファッションアイテムの展示エリアを見学。ファー素材のもこもこリボンなどの可愛いアイテムはもちろん、ピンクや白で統一された内装にも注目だ。その後、いよいよハローキティと個室で対面し一緒に記念撮影。写真は2枚1800円(うち1枚は正面写真。あと1枚は選ばれた3枚の写真から選択可能)で購入できる。
今回誕生した新エリアは「ゴルツマン理論」と呼ばれる人間の本能や創造性に刺激を与える工夫がされており、とくに「セサミストリート・ファン・ワールド」で体感することができる。「エルモのリトル・ドライブ」「セサミのビッグ・ドライブ」はそれぞれ車に乗ってドライブを楽しむアトラクションだが、「エルモ~」は3~5歳対象で、3歳の子供でも簡単に運転できるようにブレーキペダルは設置せず、ドライブコースも一方通行。一方、「セサミの~」は、6~12歳対象で、アクセルとブレーキを設置。走る方向などもドライバーが自由にでき、子供の成長や年齢に応じて遊ぶことができる。
一足早く「エルモのリトル・ドライブ」を体験した大阪市港区の5歳男児の母親は、「今までは(身長制限などのため)小さな子供の乗れるものがあまりなかった。(新エリアは)子供が小さくても乗れるものがたくさんあるし、雰囲気が明るくて楽しくて子供にとてもいい」と満足そうな笑顔を見せ、「(子供は)楽しくてうれしくてしょうがないみたい。年齢に応じて体験させてあげたい」と話した。
子供から大人まで体を動かしながらさまざまな体験ができる「ユニバーサル・ワンダーランド」。春休みに足を運んでみては。