AAA・西島隆弘:清盛の異母弟・頼盛役で大河ドラマ初出演 25日から登場

平頼盛役で大河ドラマに初出演する西島隆宏さん=NHK提供
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平頼盛役で大河ドラマに初出演する西島隆宏さん=NHK提供

 男女7人組音楽グループ「AAA(トリプルエー)」の西島隆弘さん(25)が、松山ケンイチさん主演で放送中のNHK大河ドラマ「平清盛」(毎週日曜午後8時)に清盛の異母弟・平頼盛役で大河ドラマ初出演を果たすことが24日、分かった。頼盛は、清盛と対立し、苦言を呈することもあるクールなキャラクターとして描かれ、西島さんは「どんな人格の持ち主なのか。最初は分からないかもしれませんが、あえて自ら発してこなかった考えや思いを次第に口にし、そして動いていく姿を、長い目で見てください!」とコメントしている。25日の放送から登場する。

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 ドラマは、武士が貴族たちから差別されていた時代、武士の新興勢力・平氏の元で育てられた少年が、瀬戸内海の海賊を束ねて“武士の王”となり、貿易こそがこの国が豊かになる道だと人々に説く……という物語。平清盛(松山さん)は白河法皇(伊東四朗さん)の“落胤(らくいん)”で、忠盛(中井貴一さん)が養子にしたという設定で描かれている。

 西島さんが演じる頼盛は、忠盛の五男。正室の子で自分と母を同じくした兄・家盛(大東駿介さん)の死が心に影を落としており、清盛に心を開ききれない。武人、政治家として優秀で清盛の信頼も厚く、後に九州へ太宰大弐(だざいのだいに)として赴任し、日宋貿易の実情を目の当たりにしたことで、次第に清盛の思想を理解していくという役どころ。西島さんはキャラクターを「兄・清盛や家盛とは対照的で家族一人一人の発言や動き、心情の変化をひっそりと客観的に冷静に見ています」と解説している。

 番組の磯智明チーフプロデューサーは、西島さんの主演映画「愛のむきだし」(09年、園子温監督)での演技を「忘れられません」と絶賛し、「温かさと冷酷さを共存できる演技センスに以前から注目していました」とコメント。オファーのタイミングを見計らっていたところ、「これだという役(頼盛)が台本で登場してきたので、迷わずオファーしました」と明かしている。(毎日新聞デジタル)

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