櫻井翔:戦中戦後の教師役に「夢のような時間」と充実感 「ブラックボード」制作発表

「ブラックボード」制作発表に登場した佐藤浩市さん(右)と松下奈緒さん
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「ブラックボード」制作発表に登場した佐藤浩市さん(右)と松下奈緒さん

 人気グループ「嵐」の櫻井翔さんが27日、東京・赤坂の赤坂サカス内特設スタジオで行われたTBSの3夜連続スペシャルドラマ「ブラックボード~時代と戦った教師たち~」の制作発表に登場。会場に敷かれたレッドカーペットならぬ“サクラカーペット”を歩き、集まった観客の悲鳴と大歓声で迎えられた櫻井さんは「戦中戦後の時代に身を置くドラマはいつかやりたいと思っていたので、まさに夢のような時間。夢の渦中にいる撮影は、本当に充実感を持って本当に精いっぱい過ごすことができました」と充実の笑顔を見せた。

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 「ブラックボード」は、一つのブラックボード(黒板)に書かれた言葉をめぐり、三つの時代と3人の“問題教師”を描く3夜連続のスペシャルドラマ。第1夜「軍国主義[未来]」は、櫻井さん演じる終戦前後の教師、第2夜「校内暴力[生きろ]」は、佐藤浩市さんが演じる高度経済成長期の教師、第3夜「学校崩壊[夢]」は、松下奈緒さんが演じる震災後の現代の教師の物語が放送され、日本の変革の節目に生きた教師の姿から、教育とは、日本人とは、人間の希望とは何かを探るドラマとなっている。制作発表には、櫻井さんのほか、佐藤さん、松下さん、脚本家の井上由美子さんが登場した。

 櫻井さんは「ドラマが構想5年で、約1億円のセットが建っていて、撮影中はTBSの偉い人がどんどん来る……。あまりのスケール感に押しつぶされてしまいそう」と不安を語ったが、「初めてのドラマが生徒役で、30歳の節目に自分が教壇に立つのは不思議な縁を感じました」と喜んだ。恩師について聞かれると、「小学校のときの担任の先生が恩師だと思っている。今回のドラマについても報告したといい、楽しみにくださっていると一方的に思っています」と話した。

 佐藤さんは「自分がまさか教壇に立つとは思わなかった」と笑いながらも「教師の体罰が活字に乗り出した時代。でも荒れる生徒たちといざ向き合ってみると、もしかしたらそのときの一発で、人生が変わるかもしれない。する側(教師)ではなく、受ける側(の生徒)がどう感じるかだと思う」と語った。松下さんは、「実はまだ絶賛撮影中で、教壇に立つシーンの撮影は今日が初めて」と明かし「先生の存在によって、生徒一人一人の人生が変わってしまうほどの影響力があると思うので、それを表現できたら。いろいろ先生の役をやりましたが、今回は深いところで生徒とのつながりを感じることができています」と撮影の様子を語った。

 制作発表には、櫻井さんと共演した人気子役の鈴木福くんがサプライズゲストとして登場し、3人に花束をプレゼントした。櫻井さんの甥役を演じた福くんは「櫻井さんを『おじさん』と呼ぶせりふが多かった。何か変だな。面白かったです」と笑顔で語り、「『ブラックボード』一夜も二夜も三夜も、絶対見てください!」と会場に呼びかけた。ドラマは、4月5、6、7日に午後9時から3夜連続で放送される。(毎日新聞デジタル)

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