9～14日に放送されたワイドショーで最も長時間取り上げられた芸能の話題は、歌手の小林幸子さんの個人事務所社長解雇騒動のニュースだったことがテレビ番組のリサーチやマーケティングを行う調査会社「エム・データ」の調べで明らかになった。2位は俳優の安岡力也さん死去のニュース、3位は吉本興業創業100周年公演の話題だった。

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　調査は、期間中にNHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日で放送された午前10時半までのワイドショーとニュース番組で、芸能に関連する話題の放送時間を集計した。

　結果によると、1位の小林さんの個人事務所社長解雇騒動は、元社長が文書でコメントを発表。また、6月6日に予定していた新曲「絆板」の発売が延期されるなどした。放送時間は計2時間46分28秒だった。

　2位は安岡さん死去のニュース。安岡さんは8日、心不全のため死去した。享年64歳。安岡さんは64年に映画「自転車泥棒」でデビュー。05年から肝臓病などで入退院を繰り返していた。放送時間は計1時間17分40秒だった。

　3位は、創業100周年を迎えた吉本興業の本拠地、なんばグランド花月（大阪市中央区）が8日、リニューアルオープンを迎え、特別公演「伝説の一日」が行われた。4公演に芸人208組277人が出演し、1日で12万人が来館した。放送時間は計55分54秒。

　エム・データは、東京、名古屋、大阪地区のテレビ局で放送された番組やCMを、専門スタッフが実際に見て、テレビ番組やCMをテキスト化・データベース化して「TVメタデータ」を構築している。（毎日新聞デジタル）

　4位以下は次の通り。（敬称略）

4位 さだまさし・デビュー40周年

5位 ビートたけし・個展記者発表会見

6位 森山直太朗・J−WAVE公開生放送

7位 書籍「舟を編む」・本屋大賞受賞

8位 AKB48・全国ツアー2012

9位 武井咲・東京メトロ銀座線新型車両出発式

10位 映画「マンイーター」公開記念イベント