出渕裕:新ヒーローのキャラデザイン担当 CMオリジナルの「超時間ヒーロー ストライド」

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 アニメ、特撮作品のメカニックデザイナーである出渕裕さんが、5月から放送する日本クラフトフーズのガム「ストライド」の新CMのキャラクターデザインを担当することになり、24日に東京都内で行われた新CM発表会に登場。出渕さんが手掛けたのは、CMオリジナルのニューヒーロー「超時間ヒーロー ストライド」で、初めてCMのキャラクターをデザインした。出渕さんは「ヒーローというお題の中で、商品のイメージをどう落とし込むか。商品イメージとどう両立させるか」という点に注力したと語り、「CM(デザイン)は初体験。こういうヒーローものをやってみたかった」と笑顔を見せた。

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 出渕さんは、これまでに仮面ライダーシリーズを含む数多くのアニメーションや特撮映画のキャラクターデザインを担当。また、「ガンダム」シリーズや「機動警察パトレイバー」、スーパー戦隊シリーズなどの作品でメカニックデザインも手がけており、出渕さんがデザインしたフィギュアはファンの中で絶大な人気を誇る。デザインのほか、4月からイベント上映されている「宇宙戦艦ヤマト2199」の総監督を務めるなど、多彩な才能を発揮している。

 「超時間ヒーロー ストライド」は3人からなるCMオリジナルヒーロー。出渕さんのデザインを基に、映画「GANTZ」などの衣装で知られる竹田団吾さんがコスチュームデザインを担当し忠実に再現した。いずれも、黒をベースにそれぞれ緑、青、黄色という「ストライド」を連想させるアクセントカラーが入ったボディースーツを身にまとっており、緑のスーツのヒーローは「ストライド エンドレス」、青は「ストライド オールデイ」、黄色は「ストライド エバーラスティング」と名付けられている。

 CMは、宇宙空間を飛んでいく三つの光が、地球に接近し、東京の路地裏に降り立つという謎に包まれた内容の「Stride HERO ティザー編」が5月7日から放送。そして、徐々にその謎が明らかになっていく本編は5月中旬から放送予定。会場で初めて「ティザー編」のCMを見た出渕さんは「この後を見せてほしい(笑い)。あまりCMという感じではなく、そういう(ヒーローものの)番組が始まるのかと思った」とその出来に満足げな様子だった。(毎日新聞デジタル)

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