金子ノブアキ：NBAプレーオフ「どこが勝ってもおかしくない」　WOWOW

　ミュージシャンで俳優の金子ノブアキさんが、WOWOWで15日に放送された米プロバスケットボール「NBA」のプレーオフ カンファレンス・セミファイナルの解説を終え、今後のプレーオフ展開と見どころについて語った。（毎日新聞デジタル）

ウナギノボリ

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　−−プレーオフで見たい対戦カードはありますか？

　ストーリー的に面白いのはマイアミ・ヒート対オクラホマシティー・サンダーだと思うんです。観光地に無理やり作った強豪チームと、生え抜きの選手で強くなったチーム。まるで、正義と悪の戦いです。昨年はダラス・マーベリックスが初優勝したんですけど、そういう意味では本当によくやってくれて、正義が勝って終わった。あんな感動するシリーズ、なかなかないですよね。形は違えど、今年はビッグツー同士の戦いになっていて、レブロン・ジェームズとドウェイン・ウェイドにラッセル・ウェストブルックとケビン・デュラントがマッチアップして打ち合いになったりしたら、相当面白いでしょうね。

　−−カンファレンス・ファイナルの予想は？

　フィラデルフィア・セブンティシクサーズが全然分からない（予想がつかない）。ただイースタン・カンファレンスの1回戦で、イースト1位のシカゴ・ブルズを倒したのはだてじゃない気がするんです。スペンサー・ホーズがけがでいなかったとはいえ、ちゃんとせり勝っているのは強いですよね。（インディアナ・）ペイサーズもそういう意味では不気味です。リーグ最多の優勝回数を誇る（ボストン・）セルティックスの意地も見たい気がします。でも、まあヒートだろうな。ヒートが、ここでどっかに負けたらちょっと困る（笑い）。

　−−では優勝予想を聞かせてください。

　順当にヒートが行かなければという話ですけど、（サンアントニオ・）スパーズ、サンダーが強いです。マヌ・ジノビリが骨折した時点でもう終わったかなと思ったんですけど、スパーズはベンチも熱く、ベテラン選手も多くてあなどれないチームですよね。ただ短縮シーズンですし、誰かがさらにけがをしないとも限らないので、どうやってちゃんと温存をしていくかもファイナルに向けての大切な要素です。プレーオフはつぶし合いのフィジカルゲームですからね。

　いろいろな思いがあってのプレーオフですし、負けたチームの分まで背負っていくわけですからね。できるのであれば、子供が盛り上がるようなド派手なチームに勝ってほしいです。でも、今年は本当に分からないです。どこが勝ってもおかしくないですから、やっぱり目が離せないですよね。

◇WOWOW「NBA バスケットボール」はWOWOWライブで放送中。