金子ノブアキ:「番組に出られてうれしい」 マイケル・ジョーダン特集のトークで興奮 WOWOW

マイケル・ジョーダンについて語った金子ノブアキさん
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マイケル・ジョーダンについて語った金子ノブアキさん

 元バスケットボール選手マイケル・ジョーダンさんの名勝負やオリジナル番組を放送する特集「23日はマイケル・ジョーダンの日」が23日午前8時~午後11時にWOWOWライブで放送される。ジョーダンさんの大ファンで、同日午後2時半から放送されるトーク番組「とことんマイケル・ジョーダン! トークスペシャル~23番に魅せられて~」に出演するドラマーで俳優の金子ノブアキさんに同選手の魅力などを聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 トーク番組「とことんマイケル・ジョーダン!」は自他共に認めるジョーダンファンの5人が、ジョーダンさんの思い出に残る試合や人間性などその魅力をとことん語り合うという内容。金子さんのほかラップグループ「スチャダラパー」のBOSEさん、お笑いコンビ「パックンマックン」のパトリック・ハーランさん、元バスケットボール選手で専修大男子バスケットボール監督の中原雄(なかはら・たけし)さん、タレントのデーブ・スペクターさんが出演する。

 金子さんはジョーダンさんだけでなく“無類のNBA(米プロバスケットボールリーグ)好き”として同番組に登場する。ライブやドラマ、映画などでクールな表情を見せる金子さんだが“ジョーダン愛”や“NBA愛”は相当なもの。ジョーダンさんの試合の映像を見ると「見過ぎてて癒やされます」といい、自身のことは「ただのオタクですからね」と言い切る。ジョーダンさんが出場した試合の開催年と対戦チーム名を見ただけで、勝敗やスコアのほか、どんな試合だったか、その前後にどんなエピソードがあったのかを思い出せるほどで、ライバルや現在のNBA選手の動向にも詳しい。

 「とことんマイケル・ジョーダン!」の収録後、インタビューに応じた金子さんは「“アツかった”ですね。居酒屋(で話している)みたいでした。みなさん詳しくて、それぞれ立ち位置が違うんで面白かったですね」と興奮冷めやらぬ様子。中でも「中原さんの話は、普段聞けないですからね。監督としての目線もあるでしょうし、『チームのスタッフから聞いたんだけど』みたいな内側から見た話は興奮しますね」と子供のようにはしゃぎ、「タイムマシンがあったら(昔の自分に番組出演を)教えに行きたいです。こういう番組に出られるって、うれしいことですね」とハイテンションだった。

 91年ごろ、小学生のときにジョーダンさんのファンになったという金子さん。バスケットボールマンガ「スラムダンク」や92年バルセロナ五輪バスケットボール男子米代表の「ドリームチーム」の登場が重なり、「バスケがすごく人気が出てきてたころでした。一気にボンと(人気に)火が付いた時期だった」と当時を振り返る。小学生から中学卒業までバスケットボール部に所属してシューティングガードや、スモールフォワードのポジションを務めた。バスケットボールのことを詳しく知ろうと思って調べ始め、最初に目に飛び込んできたのがジョーダンさんだったという。小学生のころに初めて見たジョーダンさんは「こんな人いるんだと思った。何から何までうそみたいなぐらい完璧。見た目もカッコよくて、ちゃんと結果も出ていて、ライバルもカッコよかった」と目を輝かせた。

 普段、バスケットボールの番組は1人でのめり込んで見るといい、「彼女とかと見ていても(相手が)引いちゃうんで。(自分が)マニア過ぎて」ときっぱり。また「(彼女が)詳しくても(自分が)引いちゃうからね」と苦笑い。09年のドラマ「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」(フジテレビ系)では、プロバスケットボール選手役で出演した。撮影前は練習に励んだといい「3ポイントのシューティングはかなり練習して1日200本とかやりました。そしたら5回に3回の割合で入るようになって、本番でも何本か“ガチで”入りました。面白かったですね」と振り返る。

 そんな金子さんに23日の「マイケル・ジョーダンの日」について聞くと、日本初放送されるジョーダンさん公認のオリジナル番組「マイケル・ジョーダンの軌跡~神が残したモノ~」(午後10時放送)を「これが見たいですね」と即答した。「(ジョーダンさんのライバル)ラリー・バードとか、トニー・クーコッチとかにインタビューしてきたみたいで、それが見たいですね。チームメートの距離感で話を聞けるなんてないですから。(同日放送される)試合も楽しみだけど、個人的にはこれが見たい」と話した。

 しかし、番組表を見直して次の瞬間には「懐かしいから(試合も)見たいですね、全部。家でもめっちゃ見ます」と満面の笑み。この日の放送の試合のラインアップには「ちょっと足んねえかな。2回ジャズ(との試合)じゃなくていいんじゃない。1回はソニックスでいいんじゃないかな」とマニアならではの“突っ込み”も入れたが、「いいとこ取りですね」と太鼓判を押した。中でも特に見たい試合を聞くと、95年のNBAカンファレンスセミファイナル第6戦「マジック対ブルズ戦」(午後6時放送)を挙げ、89年の同ファイナル第6戦「ピストンズ対ブルズ戦」(午前9時半放送)とともに「負け試合だから。あまりにも負けが少なくて完璧すぎるキャリアなんで」とその理由を語った。

 金子さんは、この日放送されるすべての特集番組を「ジョーダンぐらいになっちゃえば、(NBAの)初心者でも面白いと思います」といい、「ルールが分からなくても分かりやすく活躍している人。『今、こいつのお陰で勝ったんだ』ってすぐ分かるし。アメコミのキャラクターみたいなフォームで、(プレーしている)形もカッコいいし、全部そろってます。(ジョーダンさんのような選手が)出てきたとしても、ここまでやるのに十何年かかっちゃう。現実的に難しいでしょうね。スポーツ選手のキャリアとしてこれ以上ないと思う」と評した。また自身が出演する「とことんマイケル・ジョーダン!」については「恥ずかしいですね」と照れながらも、「自分もそこにいるような感じで見ながら(一緒に)しゃべってもらえれば」とアピールした。

 <プロフィル>

 かねこ・のぶあき。81年6月5日生まれ、東京都出身。ロックバンド「RIZE」などでドラマーとして活躍。09年に初のソロアルバム「オルカ」を発売した。俳優としても活動し、今年はドラマ「バーテンダー」(テレビ朝日系)、NHK連続テレビ小説「おひさま」に出演したほか、映画「シャッフル」で主演。そのほか映画「モテキ」、映画「ハードロマンチッカー」(26日公開)に出演している。

 ◇「23日はマイケル・ジョーダンの日」

 ジョーダンさんの背番号「23」にちなみ、23日午前8時~午後11時までジョーダンさんを特集。午前8時15分から82年にジョーダンさんが所属するノースカロライナ大がNCAAチャンピオンに輝いたジョージタウン大との試合や、ブルズに所属した89年NBAカンファレンスファイナル第6戦(対ピストンズ)、92年の同第6戦(対キャバリアーズ)、93年NBAファイナル第6戦(対サンズ)、95年NBAカンファレンスセミファイナル第6戦(対マジック)、98年NBAファイナル第5戦(対ジャズ)、98年の同第6戦(対ジャズ)を順次放送。11時からは「NBAバスケットボール『甦る栄光の歴史』」と題して91年、86年の試合などを放送する。また午後10時からは日本初放送のジョーダンさん公認番組「マイケル・ジョーダンの軌跡~神が残したモノ~」を放送。金子さんが出演するトーク番組「とことんマイケル・ジョーダン! トークスペシャル~23番に魅せられて~」は午後2時半から放送。

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