ウィル・スミスさんとトミー・リー・ジョーンズさんがエイリアンを取り締まる極秘組織メン・イン・ブラック(MIB)の特別捜査官にふんした人気シリーズ最新作「メン・イン・ブラック3」が25日から公開された。前作から10年。エージェントJ(スミスさん)とK(ジョーンズさん)が、捜査の過程で69年にタイムスリップし、刑務所を脱獄した凶悪犯ボリスの逮捕に奮闘するという展開だ。
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いくつかある見どころのうち、まず挙げられるのが、タイムスリップによって若かりしころのエージェントKに会えること。それを演じるのがジョシュ・ブローリンさん。今よりちょっとは愛想があるKを違和感なく演じている。Kを若返らせたことで、作品にアクションの要素が強まった。失礼ながら、現在のジョーンズさんには、あそこまでの動きはできなかっただろう。
69年当時のMIBが見られるのもシリーズのファンにはうれしい。ニューラライザーの形状に驚き、円形バイクの動きにワクワクさせられる。また、これまで以上にグロテスクながら、どこかチャーミングなエイリアンたちは見ていて楽しい(ただしボリス以外)。さらに今作は3D上映。立体感や高所から飛び降りるときのザワザワとした感覚を体験できる。
そして最も大きな目玉が、Kの過去が明かされること。ここではこれ以上は明かさないが、それによってシリーズ中、最も感動できる作品になった。なお、前作のマイケル・ジャクソンさんに代わって、今作ではレディー・ガガさん、ジャスティン・ビーバーさん、ティム・バートン監督など一流スターが出演というサービスシーンもある。25日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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