添田豪：「昨年よりも自信があります」全仏オープンの意気込みを聞く

　男子テニスの添田豪選手が、仏・ローランギャロスで開催中の世界4大大会（グランドスラム）の「全仏オープン」大会3日目となる29日（現地時間）、ドミトリー・ツルスノフ選手（ロシア）と対戦する。WOWOWでは、大会の様子を6月10日まで連日生中継。添田選手に初戦に懸ける意気込みを聞いた。（毎日新聞デジタル）

ウナギノボリ

解説：新たな“最高峰”を目指したガンプラ　45周年のこだわりとは

　−−今週のランキングは60位でしたが、今シーズンの好調の要因をどのように考えていますか。

　自信が一番大きな要因だと思います。年始の大会でいい結果が出て、このテニスを持続していれば絶対にこのランキングには来られると思ってやってきました。体調もよくてテニスもいい感じに来ているので、今は試合が待ち遠しいです。

　−−12年シーズンで一番進化したところはどこでしょう。

　自信が出てきて、精神面が充実していると感じます。それがテニスにもつながって攻撃的になれたり、守るところは守るというメリハリのきいたテニスができていると思います。

　−−どういった点に一番力を入れていますか？

　もう一つ上へ行くために、練習からどんどん新しいことにチャレンジしています。できることを増やして、一つ一つのショットを大切にするよう、試合でも練習でも同じテンションで臨めています。

　−−全仏オープンが終わる6月11日付のランキングが五輪につながりますが、意識はしていますか。

　五輪はまだ決定していないので安心はしていませんが、このランキングにいれば大丈夫だろうと思っています。そして、もっと上へ行くためにも大会で勝ちたいと思います。

　−−初戦の相手となるツルスノフ選手の印象はどうですか？

　昔から知っている選手で、先週の大会でも彼と一緒で、プレーも見ました。ストローク戦になると思っていますし、彼の方が実績も上なので、僕にとってもチャレンジですし、向かっていく気持ちがあります。そして最終的には勝ちたいという気持ちでいます。

　−−サーブの練習でコーチから声が飛んでいましたが、どういった指示を受けていたのでしょうか。

　練習のときは「ミスをしてもいいから思い切って打て」と言われました。サービスが課題なので、サービスのときは一つ集中（力）を上げて、少しでもミスがあったらコーチが修正するという形でやっています。

　−−ファンにメッセージをお願いします

　昨年よりも自信がありますし、今のテニスをしていれば勝つチャンスは十分にあるので、勝つところをお見せできると思います。まずは1回戦を絶対に勝てるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。

　◇WOWOW番組情報

　女子シングルス1回戦「フランチェスカ・スキアボーネ選手（イタリア）対クルム伊達公子選手（日本）」＝29日午後5時55分～深夜0時、生中継（WOWOWライブ）▽男子シングルス1回戦「伊藤竜馬選手（日本）対アンディ・マレー選手（英国）」＝29日深夜0～5時、生中継（WOWOWライブ）

※ラファエル・ナダル選手、マリア・シャラポワ選手、添田豪選手、森田あゆみ選手らの試合も織り交ぜながら放送予定。