池乃めだか：「駐在さん」でテレビ復帰　客席から「おかえりなさい」

　脳動脈瘤（りゅう）の開頭手術を受け、5月30日に約2カ月ぶりに舞台復帰した吉本新喜劇の池乃めだかさんが、10日に関西ローカルで放送されるバラエティー番組「熱血！人情派コメディ　しゃかりき駐在さん」（ABC）でテレビ復帰することが明らかになった。7日に収録に臨んだ池乃さんは、「入院してから気持ちが変わったというか。人には寿命があるんやなと。だから、生きている間は大きな望みを抱かずに、元気で舞台を務めて、その姿を皆さんに笑ってもらいたいですね」と意気込みを語った。

ウナギノボリ

「光る君へ」より昔！　最も古い時代の大河ドラマは？　1976年「風と雲と虹と」のあらすじ

　「駐在さん」シリーズは、小さな町の駐在所に勤務する警察官と近所の住民らとの間で起こる騒動を描くコメディー。「はなつき駐在所」を舞台に、4代目・駐在さんをお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さん、西野さんの相方の梶原雄太さんが駐在さんの同級生の新聞記者、月亭八光さんが駐在さんの先輩警官、内場勝則さんがコンビニの店長、宇都宮まきさんがスナック「フラワームーン」ホステスを演じている。

　10日の放送から「謎の男・池やん」としてレギュラー出演する池乃さんは、「68歳のおじいちゃんが、大人向けの舞台をやってるつもりやのに、小学生でも面白いと笑ってくれたり、喜んでくれる。そのへんをなくすことなく、お笑い人としてやっていけたら何もいうことはないですね」としみじみと語っている。

　エンディングトークでは、西野さんが池乃さんを紹介すると、客席からは「おかえりなさい」という大歓声と拍手が送られた。池乃さんは「なんら体調に変わりはないんですが、おじぎをしたら頭がカラカラ鳴っているようでー」と笑わせていた。なお10日の放送には、松村邦洋さんと、お笑いコンビ「スマイル」の瀬戸洋祐さん、ウーイェイよしたかさんがゲスト出演する。（毎日新聞デジタル）