アラタなるセカイ:入間人間の新プロジェクト始動 小説、マンガ、アニメで描く一大サーガ

「アラタなるセカイ」のビジュアル(C)入間人間/アスキー・メディアワークス/「アラタなるセカイ」PROJECT
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「アラタなるセカイ」のビジュアル(C)入間人間/アスキー・メディアワークス/「アラタなるセカイ」PROJECT

 実写映画化された「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」やアニメ化された「電波女と青春男」など人気ライトノベルを手がける入間人間(いるま・ひとま)さんが、創作活動を開始してから5周年を迎えたことを記念して新プロジェクト「アラタなるセカイ」を設立することが発表された。同プロジェクトでは、一つの物語の過去、現在、未来をさまざまなメディアを使って描き、入間さんは小説の執筆、マンガの原作、アニメの原作と脚本などをすべて担当する。発売日などの詳細は今後、発表される予定。

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 物語の舞台となるのは人口が激減し、季節がなくなり、秋と冬の境界のような少し肌寒い日が続く世界。残っているのは、“時間研究者”と呼ばれる人と少数の子供のみだった。タイムトラベル技術が完成し、子供たちは、人類滅亡の危機を救うために、過去や未来へと旅立つことになり、適性試験が行われる。過去への適性がある子供は世界の謎をひもとくため過去に行き、未来への適性がある子供は繁栄しているであろう未来に向かい、適性がない子供は何もできず現代で畑を作る……というストーリー。

 物語の「過去」はマンガで描かれ、マンガ「N・H・Kにようこそ!」などを手がけた大岩ケンヂさんが作画を担当。「現在」は小説として発表され、ライトノベル「ぼくと彼女に降る夜」の深崎暮人さんがイラストを手がける。「未来」はアニメとなり、劇場版アニメ「サマーウォーズ」などを手がけたアニメ制作会社マッドハウスが制作する。また、入間さんはアニメのテーマ曲の作詞も担当する。(毎日新聞デジタル)

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