ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、大政絢さん主演で実写映画化もされる青春ストーリー「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」(入間人間著、左画)です。アスキー・メディアワークス電撃文庫編集部の三木一馬さんに作品の魅力を聞きました。
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−−作品が生まれたきっかけは?
06年に開催された第13回電撃小説大賞に、入間さんが「幸せの背景は不幸」というタイトルで応募された原稿が基となっています。シニカルなのに、青春を感じさせる独特な作風は最終選考会においても、良くも悪くも話題になりました。結果として受賞を逃すことになりましたが、水面下にて担当編集と共に改稿を重ねました。よりおもしろく、より入間さんの魅力を引き出す打ち合わせを数度経て、07年6月に「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」と改題し出版しました。発売当初は、そこまで爆発的な売れ行きとはなりませんでしたが、各所でその斬新(ざんしん)な内容が話題となり、ヒットに結びつきました。
−−編集者として、この作品にかかわる喜び、大変なことについて教えてください。
「電波女」シリーズのときにも言及させていただきましたが、今、担当編集が3人ついていまして、入間さんの執筆ペースにようやくついていっております(笑い)。かかわる喜びとしては、入間作品はとても女性読者が多いので、ファンレターがたくさん届くことでしょうか。あれは、作家さんだけでなく担当者もすごくうれしい魔法のアイテムです。あ、それともう一つ喜びとしては、入間さんは非常に若く才能がある作家さんであるにもかかわらず、編集者からのさまざまな要望にも、きっちりと応えてくださるところです。修正という作業を、駄目出しととらえるのではなく、さらに魅力を上げる作業、という意味合いで考えていただけているのがとてもうれしいですね。
あ、最後にもう一個だけ! イラストレーターの左さんは、ものすごく作品を読み込んでいただける方で、「入間さん本人より『みーまー』に詳しいんじゃないか」とうわさされるほど(笑い)、内容を理解し、世界観を把握してくれています。ですので、編集者として挿絵指定をするのですが、それ以上に「みーまーらしさ」が存分に出たイラストをあげてきてくれます。非常に原作冥利につきる、最高のパートナーです。他の担当編集、小山と西谷含め、こんなチームを組めていることが最大の喜びです!
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
相変わらず、「月刊入間人間」を継続中です! 今年の10月は、ついに電子書籍に進出! 「ちょっと無敵、だいたいこども。」という書き下ろし新作を「電撃モバイル」などにて配信開始しました。そして11月は単行本「ぼっちーズ」を発売。12月は電撃文庫「電波女と青春男」(7)を発売、TBSでのアニメに向けて絶好調です。さらに来年1月は電撃文庫「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」最終第10巻が発売されます。こちらは、同月22日に実写映画がロードショー開始ですのでお見逃しなく。それ以降も、「な、なんだってー!」と言いたくなる、ファンにはうれしい企画をいくつも計画中ですので、ご期待ください。最後に一言。2011年秋、何かが起きる……!といいな。よろしくお願いいたします!
アスキー・メディアワークス 電撃文庫編集部 三木一馬
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