中村俊介:「ワイルドだぜぇ~」な海女にタジタジ 黒川智花は初海女役で「おぼれた」

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 俳優の中村俊介さんが3日、主演ドラマのシリーズ最新作「浅見光彦シリーズ45 志摩半島殺人事件」(フジテレビ系)の会見に出席し、三重・伊勢志摩で行った撮影を「ベテランの海女のおばさまたちが、本当にワイルドな方たち。豪快で大胆。捕ったウニをバスンって割って『食えー!』って言ってくれたんですけど、本番直前で……」と圧倒された様子で振り返った。

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 同シリーズは、ルポライターの浅見光彦が難事件に挑む内田康夫さんの人気ミステリーが原作。中村さんは03年の第15弾「金沢殺人事件」から浅見光彦を演じている。今作は三重・伊勢志摩で若い海女を取材していた浅見が、真珠の養殖いかだに引っかかった男性の死体を発見。死体は元ヤクザで現在は人気作家の袴田啓二郎だった。さらに新たな殺人事件も発生し、浅見は事件解決に奮闘する……という物語。

 会見には、中村さんと初共演で、見習い海女の本橋嘉代役で出演する黒川智花さんも出席し、「泳ぐのが苦手なので(初めての海女役は)大変でした。現場に入ったら(海女の方に)すぐ海の中に入ってくださいって言われて、子供の時以来だったのであたふたしちゃって。苦い思い出です」とコメント。「私がおぼれそうになっているのに(中村さんは)助けてくれなかったですよね」と暴露されると、中村さんは「いつもなら飛び込むんだけど、今回は海女のおばさま方から『近づくな』っていうオーラが出てたから……」と苦笑いだった。

 ドラマでは、嘉代と両親との家族愛も描かれ、嘉代の父親役を風間トオルさん、母親役を田中美奈子さんが演じる。黒川さんは「事件の真相に迫るほど、すごく切ない物語。誰もが持っている守るべきものを考えさせられる作品」といい、中村さんは「親子の絆を感じる作品。いい仕上がりになると思います」と自信を見せている。20日午後9時~10時52分に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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