マグダラで眠れ:「狼と香辛料」の支倉凍砂が1年ぶり新作ライトノベル

支倉凍砂さんの新作ライトノベル「マグダラで眠れ」の表紙
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支倉凍砂さんの新作ライトノベル「マグダラで眠れ」の表紙

 アニメ化もされた人気ライトノベル「狼と香辛料」の支倉凍砂(はせくら・いすな)さんが10日、昨年7月に完結した同作から1年ぶりとなる新作ライトノベル「マグダラで眠れ」(電撃文庫)を発売した。“眠らない錬金術師”と“白い修道女”の活躍を描くファンタジーで、「犬とハサミは使いよう」の鍋島テツヒロさんがイラストを手がけている。

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 「狼と香辛料」は、行商人の青年とオオカミの化身の少女の旅を描いた作品で昨年7月に17巻で完結。累計400万部を発行した人気ライトノベルシリーズで、剣や魔法の戦いはなく、商売の駆け引きなど経済の要素を持ち込んだ異色ファンタジーとしてヒットし、08年と09年にはテレビアニメ化もされた。

 「マグダラで眠れ」は、人々が新たな技術を求め、異教徒の住む地へ領土を広げようとしている時代、教会や騎士団、商工会などが登場する中世ヨーロッパ風のファンタジー世界を舞台に、“眠らない錬金術師”の別名を持つ青年・クースラと騎士団から派遣されたという白ずくめの修道女・フェネシスが、その「先」の世界を目指す物語が描かれる。(毎日新聞デジタル)

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