愛知県内で開催中のアニメやゲームなどのキャラクターになりきる「コスプレ」の世界一を決める「世界コスプレサミット2012」(同実行委員会主催)のレッドカーペットパレードが4日、名古屋市の繁華街・栄(中区)の錦通りを約200メートル封鎖して行われ、大会史上最多となる20カ国40人の代表コスプレーヤーたちが登場した。気温30度を超す酷暑の中、各国代表は沿道で見守る約1万5000人の観客の前で、暑さに負けない熱気を感じさせるパフォーマンスを見せた。
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パレードでは、各国代表が「戦国無双」「コードギアス」「サマーウォーズ」「仮面ライダー」「魔法先生ネギま!」「ファイナルファンタジー10」などのキャラクターになりきり、レッドカーペットを練り歩いた。また、20カ国のほか、オープン参加として、台湾、香港代表もパレードに参加。パレード前には、昨年に引き続き、河村たかし名古屋市長が徳川宗春に扮(ふん)して練り歩く「徳川宗春道中」も開催。地元・栄を本拠地とするアイドルグループ「SKE48」研究生の鬼頭桃菜さんらも姫として参加し、駆けつけた観客から歓声が上がっていた。大村秀章・愛知県知事も登壇した。
また、レッドカーペット前の決起集会では、同日夜に行われる「チャンピオンシップ」への意気込みを各国代表が語った。前回優勝国のブラジルは「今までで最高のパフォーマンスを見せる!」と力を込め、初参加の英国は「初登場だが、1回のパフォーマンスで、充実したものにする」とコメント。日本代表は「僕たちのコスチュームはコスチュームではなく、魂です! チームジャパンのパフォーマンスを楽しみにしてください」と自信を見せた。
世界コスプレサミットは、日本や米国、イタリアなど世界各国の代表メンバーが参加し、コスプレの完成度やパフォーマンスなどを競うイベント。同日夜に行われる「コスプレチャンピオンシップ」で世界王者が決定する。翌5日には、チャンピオンシップ優勝者を筆頭に“名古屋のアキバ”ともいわれる繁華街の大須(名古屋市中区)でパレードする「大須コスプレカーニバル」も行われる。(毎日新聞デジタル)