高校生にスポットを当て、クラスのヒエラルキーが徐々に変化していく様を描いた映画「桐島、部活やめるってよ」(吉田大八監督)の特別試写会が1000人の大学生を招いて先月開催され、上映後のアンケートで劇中の登場人物の心の動きと同世代の学生の実際の心情との“リアル過ぎる”共通点が明らかとなった。
あなたにオススメ
朝ドラ:来年度後期は「ブラッサム」 主演は石橋静河 モデルは…
アンケートは映画を見た1000人の大学生を対象に7月3日に実施。「登場人物の中で、高校時代のあなたは誰に一番近かったですか」という質問に大後寿々花さん演じる沢島に似ていると回答した女子学生が全体の約40%、神木隆之介さん演じる主人公の前田に似ていると回答した男子学生が全体の約36%となり、2位以降を大きく引き離した。
男子学生から最も「似ている」と支持を集めた神木さん演じる前田は、映画部部長だがクラスでは地味で目立たない生徒という設定で、中学時代に仲がよかった橋本愛さん演じるかすみのことが気になっている。一方、女子学生の支持を最も集めた大後さん演じる沢島は、吹奏楽部の部長で、クラスメートで前の席に座る宏樹(東出昌大さん)のことが気になっているという役どころだ。
続けて「もしあなたが(劇中の)この学校にいたら、誰のことを好きになっていましたか?」という質問に対しては沢島の片思い相手で、桐島の親友でクラスの“上グループ”にいる宏樹と答えた女子学生が全体の約65%を占めた。男子学生では、“派手グループ”に属するものの、物静かなかすみという回答が約48%で1位という結果で、劇中の恋愛関係と全く同じ図式となった。
映画は、朝井リョウさんの青春小説が原作。学校内の誰もが認める“スター”桐島が部活をやめるというニュースが校内に衝撃を与える。交際相手の彼女さえも連絡が取れず、その理由を知らされぬまま、部活内、クラスメート、友人関係、恋愛関係にゆがみが広がり、高校内のヒエラルキーが崩壊していく……というストーリー。神木さん、橋本さん、大後さん、東出さんのほか桐島の彼女役でモデルの山本美月さんも出演する。11日公開。(毎日新聞デジタル)
◇アンケート結果は下記の通り(カッコ内は出演者・敬称略)
Q:登場人物の中で、高校時代のあなたは誰に一番近かったですか?
<女子大学生の回答>
沢島亜矢(大後寿々花)40%▽東原かすみ(橋本愛)24%▽宮部実果(清水くるみ)18%▽詩織(藤井武美)6%
<男子大学生の回答>
前田涼也(神木隆之介)36%▽風助(太賀)21%▽友弘(浅香航大)15%▽武文(前野朋哉)13%▽宏樹(東出昌大)8%▽久保(鈴木伸之)3%
Q:もしあなたがこの学校にいたら、誰のことを好きになっていましたか?
<女子大学生の回答>
菊池宏樹(東出昌大)65%▽前田涼也(神木隆之介)14%▽風助(太賀)8%▽竜汰(落合モトキ)6%▽桐島3%▽武文(前野朋哉)2%▽友弘(浅香航大)2%
<男子大学生の回答>
東原かすみ(橋本愛)48%▽宮部実果(清水くるみ)35%▽沢島亜矢(大後寿々花)9%
唯一無二のビジュアルと、自分を貫く言葉、独自のカリスマ性で多くの熱狂的ファンを集める“大物マダムタレント”のアレン様。自身が考える「幸福論」についてつづったエッセー「幸せになりた…
唯一無二のビジュアルと、自分を貫く言葉、独自のカリスマ性で多くの熱狂的ファンを集める“大物マダムタレント”のアレン様。現在発売中のエッセー「幸せになりたいとほざくァンタ達へ」(幻…