城田優:サマソニ生中継のゲストMC「精いっぱい楽しみたい」

「SUMMER SONIC 2012」のゲストMCを担当する城田優さん
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「SUMMER SONIC 2012」のゲストMCを担当する城田優さん

 WOWOWで今年初めて生放送されることになった都市型ロックフェスティバル「SUMMER SONIC(サマソニ)」(18~19日開催)で、現地の盛り上がりを紹介するゲストMCを、俳優で歌手の城田優さんが務めることになった。音楽イベントの生中継でのMCは初挑戦となる城田さんに、注目のアーティストや意気込み、自身の音楽活動などについて聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 「サマソニ」は00年にスタートしたロックフェスティバル。09年に観客として参加したという洋楽好きの城田さんは、「夏が大好きで、音楽が大好きなので、本当に素晴らしいイベントに今回参加させていただくことになって、わくわくしています!」と興奮気味。夏フェスの魅力については、「好きなアーティストをとことん楽しんだり、知らないアーティストの曲を聴いて、へえ~って思ったり。いろんなアーティストをいっぺんに見られるのも魅力」と語る。

 注目のアーティストは、自身のiPodに入っている約300組のアーティストの中で“トップ30”に入るくらいよく聴くという米国の女性歌手のKE$HA(ケシャ)だといい、「リアーナやらグリーンデイやら、みんなすごく聴くんですけど、一番好きなのはKE$HA!」と力を込める。日本のロックバンド「ONE OK ROCK」は友人ということから、「(ステージで)ちょっとからめられたら、面白いのでは?」と期待している。

 音楽イベントの生中継のMCは今回が初挑戦となるが、「テレビを見ている視聴者も、『それを聞きたかった』と引き込まれるような話を(出演者から)うかがいたい」と気合十分。MCという立場ではあるが、「僕自身が楽しまないと見ている人に伝わらない」と自身も楽しむ姿勢が大切だと考えている。

 城田さんといえば、俳優活動と並行して、アーティスト「U」として音楽活動を行っている。「塗り絵」と表現する俳優活動については、「枠があって、そこにどんな色をつけるのかが僕らの仕事」と分析。一方で、音楽活動は「真っ白な紙」と表現。ほぼ半分以上の曲を書き、歌詞も自身で書くことから、「僕みたいなシンガー・ソングライターは、ギターにしようか、ピアノにしようか、どんな歌詞や構成にしようかと全部自分で考えられる。僕の頭の中がすべて。そこが(俳優活動との)圧倒的な違い」と話す。

 どちらの活動も「楽しいし、好き」という城田さんだが、続けていくためには「楽しむことが大事」と力を込める。仕事のスケジュールが立て込んでいるときなどは、マイナスの感情を持ってしまうことがあるというが、「一番やりたいことができているのに、マイナスの感情を持ってしまった時点で、もう何もできない。そこだけは失わないように、なるべく抑えて、楽しんでできるようにしている」と話す。最後に、「精いっぱい楽しみつつ、テレビで見ているライブが少しでも盛り上がるように心がけていきたい。みなさんも楽しんで!」と呼びかけた。

 WOWOWでは18、19日にQVCマリンフィールドと幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「SUMMER SONIC 2012」を期間中、連日生放送する。18日は午後6時、19日は午後3時半からWOWOWライブで有料放送。

 <プロフィル>

 しろた・ゆう 1985年12月26日生まれ、東京都出身。O型。03年、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」でデビュー。「交渉人」(08年)、「ROOKIES」(08年)、「SPEC」(10年)、「四つ葉神社ウラ稼業 失恋保険~告らせ屋~」(11年)、「荒川アンダーザブリッジ」(11年)などのドラマのほか、映画「ROOKIES−卒業−」(09年)、「交渉人THE MOVIE」(10年)、ミュージカル「エリザベート」(10年)などに出演。11年5月にアーティスト「U」としてCDデビューを果たし、11年12月に1stライブを開催。12年3月に初アルバム「UNO」を発売した。

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