大森南朋:大泉洋原作SPドラマがクランクアップ「いろんな表情をさせていただいた」

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 俳優の大泉洋さんが書き下ろした舞台作品「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」が原作のスペシャルドラマ「親父がくれた秘密~下荒井5兄弟の帰郷~」(テレビ東京系、9月12日放送)がこのほどクランクアップした。約2週間の撮影を終えた主演の大森南朋さんは、「深川(栄洋)監督のすばらしい演出のもと、僕みたいな怠惰な役者をキュッとしめていただいて、いろんな表情をさせていただいたと思います。完成を楽しみにしております」と笑顔を見せた。

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 「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」は、大泉さんが脚本と演出を担当。大泉さんが所属する演劇ユニット「TEAM NACS(チーム・ナックス)」の第13回公演として09年2~4月に全国で59公演が行われたほか、DVD化もされ3万5000枚以上を売り上げている人気作だ。

 ドラマ版では、映画「神様のカルテ」や「ガール」を手がけた深川監督が、初めてテレビドラマを担当。両親の十三回忌で久しぶりに兄弟が一堂に会することになり、三男・剛助(大森さん)が家と土地を金に換えようと画策する一方で、他の兄弟がそれぞれ抱えている内緒の事情が徐々に露見していき、揚げ句の果てには、下荒井家の知られざる秘密が暴露されていく……というストーリー。

 下荒井家の長男・大造役はユースケ・サンタマリアさん、次男・大洋役は小澤征悦さん、五男・修役は永山絢斗さんがそれぞれ演じるほか、舞台で大泉さんが演じている四男・健二役は高良健吾さんが務める。大森さん演じる剛助の妻・佳代役に長谷川京子さん、兄弟の父・奏助役は橋爪功さんが務めるなど、豪華キャストが顔をそろえた。

 撮影は千葉県内の海が見える街で行われたといい、クランクアップ時に深川監督から花束を手渡された大森さんは、「毎日大変な撮影が続いていましたが、やはり終わると気持ちいいものですね」とにっこり。共演者たちに1日遅れてクランクアップしたことから、「ひとりでクランクアップ、なにかこう大事なものを分かち合えなかったという心残りは少しあるものの(笑い)、打ち上げで他の共演者の方々と分かち合いたいと思います」と晴れやかな笑顔で語った。

 ドラマは、9月12日午後9時~11時8分に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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