大友良英:実験音楽界のビッグネーム 朝ドラ「あまちゃん」で音楽担当に

来春スタートするNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当する大友良英さん
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来春スタートするNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当する大友良英さん

 作曲家やギタリスト、ターンテーブル奏者として活動する大友良英さんが来春スタートするNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当することが6日、発表された。ドラマの舞台は東北で、大友さんは10代のころに福島県で過ごした経験があり、訓覇圭プロデューサーは起用理由を「東北に思いがある方ということもある」と話している。

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 大友さんは1959年生まれ、横浜市出身。ノイズやフリージャズなど実験音楽シーンを代表する音楽家で、Sachiko Mさんとのユニット「Filament」や「大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラ」などでも活躍。映画やドラマのサウンドトラックも数多く手がけ、NHKではドラマ「クライマーズ・ハイ」「鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~」「とんび」などの音楽を担当してきた。また、東日本大震災以降、芸術・文化を通して福島県の現状を発信する「プロジェクトFUKUSHIMA!」でも活動中。著書に「MUSICS」(岩波書店)、「大友良英のJAMJAM日記」(河出書房新社)などがある。

 「あまちゃん」の舞台は、岩手・北三陸の架空の田舎町。主人公の高校2年生のアキ(能年玲奈さん)は、東京で生まれ育ち、内気で引きこもりがちだったが、母(小泉今日子さん)の故郷で“北限の海女”として海に潜る祖母(宮本信子さん)の姿に衝撃を受けて海女を目指すことになり、やがて“地元アイドル”として注目されるようになる……というストーリー。脚本は宮藤官九郎さんが手がける。放送は13年4月1日から。全156回を予定。(毎日新聞デジタル)

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