錦織圭:ワールドグループ残留へ自信 デ杯イスラエル戦前に日本代表が会見

男子テニス国別対抗戦「デビスカップ」のワールドグループプレーオフ「日本 対 イスラエル」を前に会見する錦織圭選手=WOWOW提供
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男子テニス国別対抗戦「デビスカップ」のワールドグループプレーオフ「日本 対 イスラエル」を前に会見する錦織圭選手=WOWOW提供

 男子テニス国別対抗戦「デビスカップ(デ杯)」のワールドグループプレーオフ「日本 対 イスラエル」に出場する錦織圭選手が11日、日本代表チームの一員として試合会場となる東京・有明コロシアムで会見。「一人一人が実力をきちんと発揮すればワールドグループに残ることは可能」と自信を示し、「みんな調子も上がっていて状態もいいので、調整を続けて100%で臨めるようにしたい」と目前に迫った大舞台への意気込みを語った。

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 ワールドグループへの生き残りがかかるイスラエル戦は、14~16日の3日間に計5試合(シングルス4試合、ダブルス1試合)を実施。今回の日本代表は、世界ランキング100位以内の選手3人を擁し、史上最強との呼び声も高い。名実ともに日本のエースに成長した錦織選手は「とても心強いチームになっている。これだけチームが強くなってくると、ワールドグループで戦いたいという気持ちもより強くなるし、その中でも勝てるようになると思う」とコメントした。

 添田豪選手は「さまざまな試合で戦い、力をつけたので、それを発揮できるように頑張りたい」と語り、伊藤竜馬選手も「ホームでのアドバンテージもあるし、チームは非常にいいムード。力を発揮すれば、絶対に勝てると思う」とコメント。イスラエル代表のエースであるデュディ・セラ選手と直近の大会で対戦している杉田祐一選手は「バックハンドが安定していて、コンスタントに鋭いコースを突いてくる」と印象を明かし、「相手の軸はベテラン選手なので、こちらは体力で負けないよう、ホームの勢いを生かして全力で戦いたい」と意気込んだ。

 チームを率いる坂井利郎監督も、今回のチームを「今の日本のベストメンバー」と明言し、「イスラエルを破って、ワールドグループに残りたい。日本チームは今が伸び盛りなので、デビスカップを取るという最終的な目標に向けて、より厳しい舞台や緊張した局面を経験して、乗り越えていきたい」と力強く語った。

 ロンドン五輪では日本男子88年ぶりのベスト8に進出、世界ランキングも自己最高タイの16位となり、最高の状態で錦織選手が戦う凱旋試合となる今回のイスラエル戦。WOWOWでは、「男子テニス国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ プレーオフ 日本 対 イスラエル」を14~16日の3日連続で午後1時からWOWOWライブで生中継する予定。

 なお、10月1~7日には、アンディ・マレー選手、錦織選手ら世界のトップ選手たちが東京・有明に集結して行われる「楽天ジャパンオープンテニス」が行われ、こちらもWOWOWライブで全日程が生中継される予定だ。(毎日新聞デジタル)

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