テレビ東京:新春時代劇「白虎隊」がクランクイン 中村蒼らがクライマックス撮影

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 俳優の北大路欣也さんが主演を務めるテレビ東京の13年の新春ワイド時代劇「白虎隊(仮)」(1月2日放送)が20日、茨城県内でクランクインを迎え、白虎隊士を演じた中村蒼さん、須賀健太さん、西井幸人さんが取材に応じた。隊士の中で唯一生き残る飯沼貞吉役の須賀さんは「初めはプレッシャーを感じていましたが、ロケの環境やたくさんの仲間も役作りにプラスになって、変に意識せず演技ができている」と語り、リーダーの篠田儀三郎役の中村さんも「白虎隊は歴史もののなかで、『これだけは演じておきたい』と思っていたものの一つなので、すごくうれしい」と、役への思いを語った。

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 この日撮影されたのは、白虎隊士たちによる山中のシーンで、戊辰戦争の中で戦いに敗れた隊士たちが飯盛山にたどり着き、山頂から鶴ケ城の城下町を見てがくぜんとするクライマックスの場面で、隊士たちの熱演が繰り広げられた。北大路さん演じる主人公・西郷頼母(さいごう・たのも)のおい・井深茂太郎役の西井さんは現場について「暑かったし、ハチがいたり、足場が悪くて大変でした。リハーサルで3回くらい足をすべらせた」と振り返った。中村さんは「全体的にも個人的にもまだまだ未完成な部分もありますが、みんなで作っていく感じで楽しかった」といい、須賀さんも「これからの長い撮影をみんなで乗り切って、本物の白虎隊のように、結束力のあるチームになれたら」と意気込んでいた。

 同局の新春ワイド時代劇は、79年にスタートし、今作が35作目。会津藩主・松平容保(かたもり)が江戸幕府の京都守護職となった1862年から、戊辰戦争を経て1868年ごろまでを描く。容保に仕える会津藩家老・西郷頼母ら一家のホームドラマを軸に、頼母と容保の絆、新選組副長・土方歳三との友情、白虎隊士たちとのふれあいと別れを織り交ぜ、悲話として知られる「白虎隊」の物語を、未来への希望の物語として描くという。頼母役を北大路さん、容保役を伊藤英明さんが務めるほか、土方歳三を岸谷五朗さん、頼母の妹・眉寿子(みすこ)を国仲涼子さん、会津藩家老の萱野権兵衛(かやの・ごんべえ)を小林稔侍さん、容保の義理の姉・照姫を水野真紀さんが演じる。

 撮影は11月末までの予定。「白虎隊(仮)」は13年1月2日午後5時から7時間にわたって放送される。(毎日新聞デジタル)

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