瀧本美織:苦手な推理が「頑張りどころ」と探偵役に抱負 「パーフェクト・ブルー」制作発表

「パーフェクト・ブルー」制作発表に登場した瀧本美織さん
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「パーフェクト・ブルー」制作発表に登場した瀧本美織さん

 女優の瀧本美織さんが民放連続ドラマで初の単独主演を務める「パーフェクト・ブルー」(TBS系)の制作発表会見が1日、東京都内で行われ、瀧本さんらメーンキャストが登場した。瀧本さんは「探偵という職業が現代にあるのかというくらい遠いイメージ。ミステリーは犯人がいつも(自分の推理と)違います。ちょっと頑張りどころですね……」と苦笑したが、「主演というけれど、気負わずにやらせてもらっています。皆さんベテランなので、飛び込んでいくという気持ち」と前向き。

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 ドラマは、直木賞作家・宮部みゆきさんが89年に発表した長編デビュー作「パーフェクト・ブルー」が原作で、以前WOWOWでドラマ化され、劇場公開もしている人気作。今回は、原作の設定を一部変更し、同作の登場人物たちで描かれた「心とろかすような マサの事件簿」を加えた2作品を原作として連続ドラマ化している。

 女性ばかりの蓮見探偵事務所が舞台で、調査員として勤める主人公・蓮見加代子を瀧本さんが演じ、事務所の所長で加代子の母・杏子を財前直見さん、事務所近くのバーのマスター・椎名悠介を寺脇康文さん、加代子の事務所の同僚を平山あやさん、根岸季衣さん、お笑いコンビ「たんぽぽ」の白鳥久美子さん、事務所の用心棒的存在の元警察犬・マサの声を、船越英一郎さんが担当する。瀧本さんは「女性だけの事務所で楽しい。服装もカジュアルだし普通の感じです。変装しないけれど尾行とかします」と探偵役を楽しんでいる様子で、「週刊誌に追いかけられても大丈夫ですね」という記者の質問にも「逆に写真を撮ってやろうかな!」とちゃめっ気たっぷりに答えた。

 現場の雰囲気について、平山さんは「女性が多くて和気あいあい」、白鳥さんは「女子会のような雰囲気で心癒やされている」と笑顔で語ったが、寺脇さんは女性ばかりの現場で心配も多いようで「嫌われることが一番嫌いなんで、これは許せないという仕草とか、何をしてはいけないのか知りたい」と訴えて共演者の笑いを誘った。一方、瀧本さんは「財前さんはいたずら好き。川に魚がいると言われて見ていたら、突然背中を押されました!」と財前さんの意外な一面を明かし、財前さんは「まだまだ序の口です!」と返して、会場を盛り上げていた。

 主題歌は柴咲コウさんの「My Perfect Blue」。ドラマは8日スタートで毎週月曜午後8時から放送する。(毎日新聞デジタル)

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