本仮屋ユイカ:猿之助の“間”MCで披露?

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 女優の本仮屋ユイカさんが3日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれたプレミアムドラマ「そこをなんとか」(NHK・BSプレミアム)の試写会に共演の市川猿之助さんと共に登場。バラエティー番組などでの共演はあったが、本格的に共演するのは初めてという市川さんの印象について、本仮屋さんは「空気の使い方、間の取り方がすごい勉強になりました」とにっこり。情報バラエティー番組「王様のブランチ」(TBS系)のMCで知られる本仮屋さんは、「(市川さんは)ご自身にぐっと引き寄せて、落ち着いて自分の球を投げるというのがすごい素敵で。ブランチとかで緊張したら、猿之助さんだったら……?と思うぐらい、影響を受けています」とエピソードを告白した。

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 本仮屋さんから絶賛された市川さんは、「なんてことはない。セリフを思い出している間です」と照れ笑い。本仮屋さんについては、「監督のリクエストにもちゃんと応えたり、スタッフにも気を遣ってね、主役としての軍配ができる方」と絶賛していた。

 ドラマは、少女コミック誌「Melody」(白泉社)に連載中の麻生みことさんの同名マンガが原作。貧乏な家庭で育ったヒロイン・改世楽子(かいせ・らくこ)は、金もうけのため弁護士になることを決意。キャバ嬢をして学費を稼ぎながら苦学の末、司法試験に合格した。やっとのことで弱小弁護士事務所に就職するものの、いつもお金にならない事件ばかりを担当するハメに……。毎回わずかな報酬のために働くことになるが、気がついたら法律弱者を助けることに……というストーリーが展開される。本仮屋さん、猿之助さんのほか、MEGUMIさん、五十嵐隼士さん、井上和香さん、大友康平さんも出演する。本仮屋さんが同局のドラマで主演するのは、05年に放送された連続テレビ小説「ファイト」以来7年ぶり。

 元キャバクラ嬢のダメダメ新人弁護士を演じる本仮屋さんは、「(弁護士は)すごくクールな職業で、ポーカーフェースというイメージ。私は喜怒哀楽が顔に出やすいタイプなので違うなって思ってた」と告白。一方で、自身の役どころについては「とても素直でまっすぐで弁護士らしくないところに共感しました」と笑顔で話した。

 全体的にコメディータッチで描かれることから、本仮屋さんは「やりすぎてしまうのもおかしくて、シリアスな部分もあって、その振り幅が難しかった」と振り返ったが、「演じてる中でも十分に面白い、楽しいという手応えはあったんですけど、それ以上に面白いものが出来上がりました」と自信を見せていた。

 ドラマは21日からBSプレミアムで毎週日曜午後10時放送。全9回。(毎日新聞デジタル)

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