名探偵コナン
#1189「W・アリバイ」
1月17日(土)放送分
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」や「ONE PIECE FILM Z」など10~12月に公開される劇場版アニメが、前年同期間と比べて倍になる16作品に増えている。結果も出ており、「魔法少女まどか☆マギカ」が興収10億円を突破し、「スマイルプリキュア!」も、土日2日間の興行成績のランキングで首位に立った。劇場版アニメの人気を探った。
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今年の劇場版アニメの目玉は、12月15日に公開される「ONE PIECE FILM Z」と、シリーズ第3作で3年ぶりの公開となる「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」だ。前者は王道の展開、後者は徹底した秘密主義でファンの人気を集めそうだ。
「ONE PIECE FILM Z」は、原作者・尾田栄一郎さんが総合プロデューサー、カナダ出身の世界的人気歌手であるアヴリル・ラヴィーンさんが主題歌を引き受け、俳優の香川照之さん、篠原涼子さんを声優に起用する豪華布陣だ。新たな強敵「NEO海軍」を相手に、壮絶な死闘を繰り広げるという内容で、09年に公開された「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」の記録を超えるか。
「ヱヴァQ」は、映画業界恒例ともいえる公開前の試写がなく、雑誌にもほぼ情報が載らないなどベールにつつまれている。09年の前作「破」も同様の状況で、「原作アニメのリメークだろう」と想像していたファンが、明らかに原作と大きく異なる展開に騒然となった経緯があり、今回にも同様の期待が高まっていた。それを証明するかのように、公開2日間の興行収入が約11億3100万円となり、今年公開された映画のオープニング記録で首位に立った。
人気作は他にもある。人気テレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の劇場版は10月に公開されると、前編と後編を合わせて興行収入が10億円を突破するなど絶好調だ。また「プリキュア」シリーズの最新作「スマイルプリキュア!」の劇場版アニメが、土日2日間の興行成績ランキングで、劇場版13作目にして初の首位に立った。12月にもテレビアニメで人気の2作を合作した「イナズマイレブンGO VS ダンボール戦機W」、同じくテレビアニメで話題になった「青の祓魔師(エクソシスト)」の劇場版アニメ化の公開も控えている。
従来の劇場版アニメは、「ONE PIECE」の超人気作や、ディズニー製作の米国資本のアニメが中心だったが、現在はそこに深夜のテレビアニメの人気作が劇場版になる例が目に付く。
近年の映画館では、演劇や音楽のライブといった映画以外の映像作品を楽しむようになっており、劇場版アニメの拡大もその流れの一環でもある。その中でも新しい動きといえば、ブルーレイ・ディスク(BD)やDVDで発売されるオリジナルのアニメを映画館で数週間の期間限定で公開することだ。BDだと6000円以上するため、購買力のある熱心なファンでないとなかなか手が伸びないが、映画の形態なら2000円以下で済む。結果として、BDやDVDを買わないファンも取り込めるため、新手法として注目を集めている。
アニメに詳しい評論家の多根清史さんは「劇場版アニメが増えたのは、動員数が読みやすいからでしょう。オリジナル作品だと、動員力は監督の知名度におよそ比例します。テレビアニメが原作の場合は、原作とDVDの売れ行きで動員は読めるし、製作が慣れる分コストも落とせるからハードルは下がるでしょうね」と話している。
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