水野美紀:中身は「おじさん」?発言 ドラマW「天の方舟」女子限定試写会

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 女優の水野美紀さんが主演するWOWOWの連続ドラマW「天の方舟」の女性限定試写イベントが3日、東京都内で行われ、水野さんと原作者の服部真澄さんが登場した。水野さんに主人公の七波をオファーした理由について、服部さんが「自分から夢をつかんでいくという男性的なアクティブさを感じた」と評すると、水野さんは「(自分に)男性的な部分もすごくあると思います。“男前だね”とよくいわれる」とうなずき、「私の中には頭がバーコードで作業着のおじさんがいるんです。たまに(おじさんが)出てくる感じがありますね……」と明かし、会場を沸かせた。

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 イベントは、20~50代の女性約20人を集めた試写会とトークショーで、ドラマの話はもちろん、“女子トーク”も展開。水野さんは「主婦をしながら仕事をしている人は尊敬します!」と観客に声をかけ、「私は気ままな独り身ですから、仕事のときは仕事のことだけ考えて、体力のすべてを使う。その反動で休みの日は、ソファから全然動かない。私の中のおじさんが稼働することになりますよね……」と笑い、「おじさん」の行動については「家でくつろいで片ひざを立ててビールを飲んでるときとか。もう、メークもせず、寝ぐせも直さず、帽子をかぶって、上着だけ着て買い物に行っちゃうとか」といい、「じゃあ、私もおじさんだ……」と服部さんもつぶやいていた。

 最近の男性について、観客から「女性って現実的で、男性の方が夢見がち」という意見が出ると、水野さんは「女性は強い」とうなずき、「最近はみんな食事も割り勘で育ってきちゃっていますよね。逆に今、男性はチャンスなんです。今こそ男らしくおごってほしい!」といい、会場中の共感を集めた。また、女性の仕事への取り組み方について、水野さんは「女性は決めたら振り向かない。私も普段だったら絶対嫌ということも、仕事なら不思議とできたりする。たぶん芸人さんに近い」と持論を展開。今後やりたい役については「体が動くのは大きな武器になるので、チャンスさえあればアクションやりたいな。WOWOWさん、服部先生、社会派アクションもの、お願いします!」と熱烈にアピールしていた。

 「天の方舟」は、国際援助の世界を舞台に七波(水野さん)と宮里(伊原剛志さん)の愛や欲望、未来を描く社会派ラブサスペンス。七波は貧しい農家で育ち、大学に通いながらクラブで働いて実家に仕送りを続けていたが、自分が働く店に現れた羽振りのいい建設会社の若社長と宮里の2人がODAに関係する仕事に携わっていることを知り、宮里に接近。汚れた世界と知りながら自らその中に積極的に飛び込もうとする七波に興味を覚えた宮里は、彼女を自らの会社と関係の深い「五本木コンサルタンツ」へと導き……という展開。ドラマは、WOWOWプライムで9日から毎週日曜午後10時に放送。全5話。第1話は無料放送される。(毎日新聞デジタル)

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