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注目映画紹介:「レ・ミゼラブル」 ヒュー、ハサウェイらのど自慢の出演陣の歌に聴きほれる

映画
「レ・ミゼラブル」の一場面 (C)Universal Pictures

 85年にロンドンで初演以来、いまなお上演が続いている傑作ミュージカルを映画化した「レ・ミゼラブル」(トム・フーパー監督)が21日から全国で公開された。文豪ヴィクトル・ユゴーが1862年に発表した小説が原作で、19世紀のフランスを舞台に、ある男の波乱に満ちた生涯が描かれていく。

 パンを盗んだ罪で19年間投獄されたジャン・バルジャン。仮釈放されたものの、再び盗みを働いたバルジャンは、ある人物の真心に触れ、人生を生き直すことを決意し、その後、市長にまでのぼり詰める。一方、牢獄にいた時代からバルジャンを知る警官ジャベールは、バルジャンの行方を執拗に追いかけ、追い詰めていく……。主人公のバルジャンを演じたのはヒュー・ジャックマンさん。宿敵ジャベールにラッセル・クロウさん。そのほか、バルジャンに娘を託す薄幸な女性をアン・ハサウェイさん、その娘をアマンダ・セイフライドさんが演じ、感動のドラマを盛り上げている。

 ミュージカルの映画化はこれまでも「シカゴ」を始め、「オペラ座の怪人」「RENT/レント」「プロデューサーズ」、さらに「ヘアスプレー」「マンマ・ミーア!」などさまざまあったが、それらすべてが、必ずしも成功したとはいい難い。そんな中で今作は、出演陣の顔ぶれの華やかさに助けられている部分は確かにあるが、ジャックマンさんをはじめ、ハサウェイさん、セイフライドさん、そのほかの出演者たちも、いずれ劣らぬのど自慢ばかりで聴き応えがある。また、この人がミュージカルに?と意外に思ったクロウさんも、実はミュージカル俳優としての経験があり、腹にズシリと響く、見事な歌声を聴かせている。プロローグの「囚人の歌」から、エンディングの「民衆の歌−リプライズ」にいたるまで、全編にわたって歌のみで進行するが、そこに違和感をまったく感じないのは、そうした出演陣の魅力と、フーパー監督の演出力のお陰だろう。なお、今作のためにオリジナル舞台の作詞・作曲家が書き下ろした新曲「Suddenly」が加わった。こちらにもぜひご注目(耳)を。21日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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