60番勝負:NHKと日テレが放送60周年で初の共同制作 有働、桝アナが共演

NHKと日本テレビによる共同制作番組「60番勝負」会見に登場した(左から)NHKの有働由美子アナウンサー、武内陶子アナウンサー、日本テレビの桝太一アナウンサー
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NHKと日本テレビによる共同制作番組「60番勝負」会見に登場した(左から)NHKの有働由美子アナウンサー、武内陶子アナウンサー、日本テレビの桝太一アナウンサー

 テレビ放送開始60周年を迎えるNHKと日本テレビによる初の共同制作番組「60番勝負」が2日にわたって放送されることになり、司会を務める人気グループ「SMAP」の中居正広さんとNHKの武内陶子アナウンサー、有働由美子アナウンサー、日本テレビの桝太一アナウンサーが15日、NHK放送博物館(東京都港区)で会見した。有働アナは「60年は人間でいったら還暦ということで節目。60年を振り返りつつこれからのテレビを考えていきたい」と話し、桝アナは「日テレらしさを出しつつNHKらしさも学んでいきたい」と意気込んだ。

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 「60番勝負」は、13年で放送開始60年を迎える両局が、「テレビの未来」をテーマに共同で60の企画に挑戦する。企画は、両局の若手ディレクターが、互いの局の長寿番組「NHK のど自慢」や「欽ちゃんの仮装大賞」の制作現場に入る「交換留学」や、1日目に出たお題と制作条件をもとに2日目の放送までに3分間のミニドラマを制作するなどテレビの制作の裏側やテレビの面白さを伝える企画などが準備されている。また、視聴者が番組を見ながらテレビのリモコンの決定ボタンやスマートフォン、パソコンのボタンを押すとリアルタイムでスタジオの「イィ」ボタンカウンターが上昇する仕掛けも用意し、視聴者参加型を目指す。1日目は武内アナ、2日目は有働アナが出演し、司会の中居さんと桝アナは2日連続で出演するほか、スペシャルゲストも出演する予定。

 会見で桝アナは業界の“先輩”の有働アナと武内アナの隣で終始緊張気味。有働アナが出演する2日目は日本テレビからの放送ということで、有働アナが「日本テレビのアナウンサーは正統派の美人ばかりだから私で大丈夫?」と不安を口にすると、すかさず桝アナが「だからこそ有働さんが抜擢(ばってき)されたんですよ!」とフォローするなど、早くも抜群のチームワークを見せていた。

 司会を務める中居さんは「“勝負”ということで負けたらどうするんでしょうか。負けた局の責任者が眉毛をそるというのはどうでしょうか?」と提案し、「桝アナも日テレが負けたらそるんだよ。NHKが負けたら……」と有働アナをチラチラ。有働アナは「有働ならできるだろうっていう目で見るのはやめてください」と切り返し、笑いを誘っていた。中居さんは「NHKと日テレが同じ年というのは初めて知った。テレビは面白いという意識を常に思っていたい。いろいろな局の垣根を取っ払った“交流戦”のような番組がこれから定期的にあってもいいのかもしれない」と意欲を語った。

 「TV60+『TV60 NHK×日テレ 60番勝負』」はNHK総合で2月1日深夜0時58分~2時半、「日本テレビ開局60年特別番組『TV60 日テレ×NHK 60番勝負』」は日本テレビで2日深夜0時50分~2時20分に生放送。(毎日新聞デジタル)

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